歴史小説

泣き虫弱虫諸葛孔明 第参部/酒見賢一

ここ最近読書量が減っていたんですが、最新刊が出ていたことを今更ながら発見しましたw泣き虫弱虫諸葛孔明〈第3部〉作者: 酒見賢一出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/07メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (17件) を見る知らない方の…

泣き虫弱虫 諸葛孔明 第弐部 /酒見賢一

泣き虫弱虫 諸葛孔明 第弐部作者: 酒見賢一出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/02メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 47回この商品を含むブログ (38件) を見る残酷な天使のテーゼで一席ブツ諸葛孔明なんて見たこと無い! なんというか、「これやばいん…

歳月 / 司馬遼太郎

自らの思考とその理念に生きた男。明治の日本に新しい秩序を打ち立てようとしたこの男がよりどころにしたのはその議論の能力であり、その法理念でいた。しかし、薩長に対する憎悪とも言える思いと、その容赦のなさすぎる思考が彼を追い詰め、結果、逆賊とし…

ふたり道三 / 宮本 昌孝

ふたり道三〈上〉 (新潮文庫)作者: 宮本昌孝出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/09メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (16件) を見る斎藤道三といえば、ご存知美濃の蝮として知られる戦国時代初期の雄です。あまり事跡が詳しく知られている…

泣き虫弱虫諸葛孔明 / 酒見賢一

泣き虫弱虫諸葛孔明posted with amazlet on 06.11.12酒見 賢一 文藝春秋 売り上げランキング: 73031Amazon.co.jp で詳細を見る酒見賢一ってシリアスな作家のイメージがありましたが、これは全編パロディー調の一編。とはいえ、諸葛孔明です。一筋縄ではいき…

三国志12〜13 / 北方謙三

三国志〈12の巻〉霹靂の星 三国志〈13の巻〉極北の星 もはや今まで活躍してきたほとんどの男達は死んでしまっていてテンションダウンしている三国志の終盤です。司馬家がじわじわと曹家をのっとっていく様子のねっとりぶりとかはいいですね…。粛々とした北方…

三国志10 / 北方謙三

三国志〈10の巻〉帝座の星 中心人物がだいぶ少なくなってきて、物語が加速していきます。生き様から死に様にシフトしてきたと言うか。前巻の最後でついに関羽が死を迎えます。そうすると普通、劉備と張飛とが周囲の制止を聞かず弔い合戦に突入していくわけで…

三国志11 / 北方謙三

三国志〈11の巻〉鬼宿の星 陸遜が辛そうです。そらそうだ、かたや死んでも敵をとる覚悟の劉備。かたやなんかやる気の足りない孫権。2人の英雄の狭間で自分の作戦を貫き通す。歴史小説読んでると軍師な人たちは結構自信満々で指示だししちゃったりしています…

三国志9 / 北方謙三

三国志〈9の巻〉軍市の星 蜀を取り、戦略が見えてきた劉備。ますます劉備へのコンプレックスを深める曹操。陰険な性格が出てきた孫権。諸葛亮の戦略により、魏へ攻め込む蜀軍。その結末は、といったところです。史実では蜀に属してから輝きを失った馬超のそ…

三国志7、8 / 北方謙三

三国志〈7の巻〉 三国志〈8の巻〉 さて、赤壁。圧倒的な兵力を抱える曹操。敗れたとはいえ勢力を保ち、呉を利用しようとする劉備。曹操を破り、益州を得て天下二分を目指す孫権と周瑜。ついに長江で激突します。妙にさわやかさんな周瑜と風を呼ぶために祈っ…

三国志1〜6 / 北方謙三

三国志 (1の巻)posted with amazlet on 06.10.02北方 謙三 角川春樹事務所 売り上げランキング: 39,160Amazon.co.jp で詳細を見る 三国志〈2の巻〉 三国志〈3の巻〉 三国志〈4の巻〉 三国志 (5の巻) 三国志 (6の巻) 最初に北方三国志が書かれると聞いたとき…

楊家将 / 北方謙三

男クサイ。北方節なので筋の通った男たちがこれでもかとばかり出てきます。実際こんなにカッコいいわけねぇ。と思いながらこの素晴らしいまでのキャラ立ちに引き込まれてしまうのが作者の筆力と言うものです。 楊家将ってのは日本ではなじみがないが中国では…

管仲 / 宮城谷昌光

ちょっと中国の歴史に興味を持った人は大抵知っている春秋時代の名臣管仲。三国志でも名前出るもんね。さてじゃあいつごろ何をした人というと「管鮑の交わり」の人でしょってなもんですね。

香乱記 / 宮城谷昌光

項羽と劉邦の時代、歴史は主にこの二人の争いを焦点に展開していきますが、広い中国ですから各地では色々な勢力が起っていたようです。そんな時代の斉(せい)の国の田氏の三兄弟のお話。

竜馬がゆく / 司馬遼太郎

司馬遼太郎の書く坂本竜馬は非常にだらしが無い。幕末に生まれた一つの奇跡である人物を非常に人間くさく書いています。幕末と言う激動の時代、そんななか、自分のやりたいことがいまいち判然とせず、かといって人が激している時代の流れもいまいち納得がい…