思考停止キーワード:「〜をやってからじゃないとそれをいう資格はありません」

議論とは、つまるところいかに主張を客観的に説得力のあるものにするかが結論に昇華すべきものであるからして、必ずしも実世界での活動が評価基準になるとは限らない。この発言を可能にするのは、客観的にすなわち論理的に導き出すことの出来ない事項のみである。例えば

  • 夜間の当直など大変なわけがない⇒どのくらい患者が来るかお前は知っているのか
  • システムを納期どおりに作れないのはSEの怠慢⇒客(or営業)が如何にバカなことを強制してくるか知らないくせに何を言うのか

しかしながら、このような実体験ですら、いわゆる両極端な体験談まで含めて、情報収集するのが可能であるから、議論するのに必須ではありえない。