犯罪者を出す仕組みがあるものなど潰してしまえ!

というのも心情としては理解できるのだけど、現実としてはどうかなあ。それが適用できるのであれば

みんな潰してしまわないとね。あと国会も潰すべき。事務所の経費とか横領だよアレは。ちょっとこじつけの度が過ぎたかな。
例えば、全2ちゃんねらー中の犯罪者比率とか、全匿名のブロガーの卑怯者比率とか、それが明らかに世間一般に対して過剰なほどの高い数値を示していることが統計的に明らかなのであれば、議論する余地はあると思う。けれども、単なる可能性だけですべきではない。一つの権利を奪うことはそれほどまでに重いことだし、大部分の善意が一部の悪意に引きずられるのであれば、社会というものは機能していないに等しい。
なので、一部の悪意の為に、そのもの全てを否定する論法は、僕は単なる憎悪による暗い情熱と判定する。「〜憎しのあまり、そんなことを言っても仕方がありませんよ」と。憎しみは何も生まないから、何とか愛に転換できないかと思うのだけど、憎しみは深まりやすく、愛は移ろいやすいものですね。