実名晒し周辺雑感

どうも普段のイデオロギーを主張しなおす場になっているだけのような気がしてならない。
そして、大抵の主張は実名晒しそのものの問題ではなく周辺論になっている(自分も含めて)。

ずれた話題

まず、個別の案件があって、その案件の是非は状況から言うと明らかで、そのことを例えば

  • 写真が出てたから云々
  • 本人も類することを云々
  • 匿名の実名晒しのほうが酷い云々

に持って行ってしまうのは個別の事項と一般論の切り分けが出来ていないということか。

キーワード論

モデレーターもメディエーターもいないソーシャルメディアとしては限界点がこの辺にある。参加者の意識としての社会的能力が低レベルであることにより露呈する。システムとしての限界ではあるが、オープンであることの証左でもある。
はっきりいって、解決する手段は(運営が絡まない限り)ない。なぜなら、根本的には誤ったことや恣意的にバイアスを含ませたことを「恥を知る」ことが解決のためには必要なのだけれども、恥どころか「自分は正しい、だからこれでよい」という誤った確信をもっていることが往々にしてあるから。大半の者から見て誤っていることを平気で書き込み恥とも思わないのではどうしようもない。
もっとも、このことは、キーワードに限らず、通常の議論でもある話であり、また稀にトンデモ側が正しい。評価は難しい。

無理筋

もともと、出来事に対しての評価と違ったところでの議論になってしまっているのに、都合のいいところだけ事実を取り出して論じるのは無理筋

不誠実な非論理

別に主張に筋が通っている必要は必ずしもない。おかしいよって言われるだけだ。だけど相手に質問はすれど自分では答えず、非論理的な言動を繰り返すものは不誠実であり、論者ではない。

良かった点と悪かった点

  • 良かった点:プライバシーは全力で防衛しないといけないという認識を新たに確認できた。
  • 悪かった点:実名原理主義の限界が露呈した。というか、実名原理主義者の実力行使はリンク原理主義と異なり社会的な問題になりうることが明らかになり、また、その根本的対策があまり見つからない。