実名晒しの顛末は如何に

ぐだぐだになってきました。
はてなの「他に載っているからいいだろ」という見解はちと酷いと思う。というか、原則をもう少し整理した方がよい。
著名であるかどうかに関わらず、本人の意思がそこにない実名の掲載は、人の手によって行われるべきではない。ウェブの仕掛けの上で、繋がってしまう情報を出したのが本人であることもあれば、他人の仕業のこともある。そこでは善意とか悪意は介在せず、ただ事実だけがある。
結果としてわかっちゃうのは仕方がない。けれど、いくつかのステップを踏まないでも情報が明らかになるようにすることには人の意思が介在している。であるならば、原則としてもっとも尊重されるのは本人の意思ではないのか。
純化しすぎかもしれないが「著名」であることは、実名を掲載されるに足る社会的な理由なのか。芸能人やアーティストはむしろ著名であることを理由に実名を隠蔽されることがある。理由は誰かがそれを望んだからだろう。
「著名」である、以外の社会的に容認されうる理由がないのであれば、コントロールできる範囲のものは本人がコントロールすべきだ。はてなはダメでGoogleは良いという意思も認められるべきだし、関わりたくないから2ちゃんは放置というのもありだろう。
本人の望まない個人情報が削除されないことについてはもう少しましな理由が必要だ。