平均残業時間2時間未満でタクシー代報道について

今まさにテレビでやっているんだけど、まあ、そこでも言ってるけどさ、サービス残業の実態というのは根が深くね、と思ったり、特定の悪用する職員の悪さを槍玉にあげつつ一般化する報道姿勢で妄想を垂れ流す(そりゃ想像ならいくらいっても自由だけど)というのはどうなのかな、と思った。コメンテーターってのは感想を言えばいいんだから楽な仕事だよなww
一般の会社でも株主の力が強くなってきて不正(ある意味福利厚生の一環ではある。不公平だが)を見逃さなくなってきた昨今、公務員の経費についてはより一層の精査が必要ではある気もするけど、それをすると多分同じくらい事務経費がかかってかえって経費が膨らんだりすると国民の批判が強まって結局サービス残業で対応すると労組が五月蝿くなってめくるめくデススパイラルの乱舞で行政サービスが落ちて街中にゴミが溢れて救急車も通れないと。
会社勤めをする際に体感給与というのは重要です。つまり、深夜まで働いたときにちゃんとタクシーで帰らせてくれたり近所のホテルに止まらせてくれたりとか、ちゃんと福利厚生があったり、会社の金である程度飲み食いできたりとかそういうのね。ぶっちゃけ個人での会社設立ってのは究極の体感給与上昇(会社の費用として車買ったりとか)であると思うのだけど、利益が出てるなら普通の会社でもやっているわけね。まあ、本来給与を上げるべきだけど、業績悪いときに給与を下げるのは抵抗あるけど経費の稟議基準が下がったり上がったりするのはそれほど抵抗がない。ちょっと窮屈になったと感じるにしても奥さんには怒られないもんね。
公務員なんか景気に合わせて給料が上がっていかないわけだから、こういうところでカバーしちゃったりしているわけだ。本来公務員は必要以上の体感給与を得てはならないんだけど、まあある程度はね。でもある程度が不況になっても変わらないと、公務員の方が待遇良くなっちゃう不思議。
なので、今回のタクシー代の問題やマッサージチェアの問題は正にKYな問題であって、本来は公務員の給与はほら安いよ安いよ利権なんか無いよと最大限アピールしなきゃならんところな訳ではあります。でもマスゴミが変な責め方するとキモチワルイ。ていうか、ほんとさっきの番組は陰謀論以上の妄想垂れ流し(そういうのあるかもしれないけど、公務員そのものを責める、みたいな雰囲気が出てた)でもう障碍者を笑いものにする芸人を見ているくらいの気持ち悪さだったよ。
別に公務員をかばうわけじゃないし、不正な支出も絶対あると思うけど、わかりやすい悪者を仕立て上げてそいつをシメればOKみたいな雰囲気を作るのはほんと勘弁して欲しい。