政府機関はマッシュアップをしない

犯行予告検知サイトっていう発想自体がなんだかなあとは思う。小説サイトとか軒並み上げられちゃうんだろうか。最後は人力だと思うので、検知⇒閲覧⇒重大性の判断っていう流れがあって、ここで判断ミスがあると責められて結局表現弾圧に向かう、というシナリオもありえそうな。判断ミスを厳格に責めると面倒なことになる。でも、そもそもこのシステムを必要とするという流れから行くと、マスコミは判断ミスを責めるんだろうなあ。

まあ、精度が悪いとかいう話題にしている人もいるけど、まじめにやる場合は、これをベースに改良して、対象サイトを増やし、構文解析と携帯対応を実装して、あとはネットの有志とバイトな人にお願いさせて頂ければ数億いらないと思う。数億の開発費を導入するとたぶん保守費用でもまた、すごいお金掛かるからね。
簡単に数億の税金を使おうとするエラい人は考えないといけないかもしれない。数億円って、国民何人分の税金なんだろうね。

CNET Japan

まず、私企業のリソースを監視の為に使うと言うことが問題にならないかどうか。Google掲載拒否さえしていれば捕まらないってのはまずいだろうし、国家権力的横暴でmetaタグ無視して取得してこなきゃならんだろう。
検索サイトとは収集の要件が異なるだろうから、単純にそれで解決できるわけでもないと思う。数億円という試算の根拠に妥当性があるとも思えないけれども、だからといって荒唐無稽な金額かというと、むしろその程度で出来るのかな、という思いもちょっとあったりする。
個人的には、キャッシュの適法性のためついでに著作権法も改訂してくれないかなって思ったり。でも例外扱いで許可されちゃったりする方がありえるか。

でもまあ、犯行予告は人の目につくところにしないと意味がないので、多分このサイトでも要件は満たしている気がする。そうか、それなら「ここに書いたら犯行予告として認めますよ!」サイトを作った方が良いんじゃないか?
冗談と本気の区別がつかないところが、ウェブの悪いところでありますな。