仕事、好きですか?

よっぽどのことがない限り、人生のうちのかなりの部分、3〜40年×出勤率×8時間くらいを仕事に費やすことになるわけです。それをどのように生きるか、というのはそれなりに重要な課題です。

  • 仕事とは生活の糧を得るためにやむを得ず行うことである
  • 仕事は人生の楽しむべき生活の半分である
  • 仕事は人生そのもの、出世するのが生きがい
  • etc...

とまあ、色々な人がいると思います。仕事論ってのは色々ありますが、そこそこ楽しめれば、とか給料少なくても自分が楽しければというと途端に資本家からの搾取がどうのと言われてしまったりします。もちろん、社会とはそういった思惑同士の対決で人それぞれの利益を融通しあうことで成り立っているわけです。深刻な生活の危機に陥らない限りは、そのそれぞれの利益は尊重されてしかるべきだと僕は思っています。
個人的なスタンスは、土日が大事、な僕ではありますが、それを実現するためにそれなりに仕事で頑張る、そのことにより休みやすい環境を作る、というのも大事だと思っています。なんだかんだいっても、苦痛なだけの時間を過ごしたいわけではないし、出来るだけ自分が行きやすい場で生活したい。だから仕事は好きでいたいし、技術者としての評価もそれなりに得たい。だから、その為には出勤している間以外にも勉強したりするわけです。
これは、仕事が趣味だから、というわけではありません。多少そういう傾向はあるけれども、僕の趣味は音楽であって、楽器を演奏することにプログラムの能力は全く関係ありませんし。
ちょっと下の子達を見ていると、仕事とプライベートの割り切りをちゃんとするってのはまあいいんですけど、その割り切り方がどうもものすごいはっきりとした線引きになっている気がします。人生そんなにはっきり線が引けたら楽でいいのですけど、仕事とプライベートの境目なんてそんなにはっきりさせちゃうと仕事の中でしか自分が成長していかなかったりします。仕事かどうかに関わらず、自分を成長させるためのことを常に考えていないと人としての年輪も積みあがっていかないんじゃないかなあ。
人生の結構な部分を占めるであろう仕事を、好きになっていくことで楽しめたらよいなあって思うのです。その中には苦しいことも哀しいこともあります。それは人生そのもの。時には立ち向かい、時には回避しながらも、最後は「やっていて良かった」という感慨をもって引退したい。贅沢かな?