インターネットは終わった?

1.真っ当なサービスを装った(実際にサービス自体はちゃんとやる)、個人情報登録必須サイトを作る
2.架空請求用釣りサイトを作成する
3.架空請求サイトにアクセスしてきたユーザーを1のデータで同定し、請求
とか出来るよね。まあ、これまでだって「送信しますか/はい」で同じことになったんだろうけど、あからさまに怪しいサイトに送信しないよね。デフォルトで送信するのってのはそういうことだ。

ユーザの希望で契約者固有IDを変更することができるかどうか、各社のサポートセンターに問い合わせてみたところ、au以外は基本的に変更できないとの回答だった。
NTTドコモ
iモードIDは「基本的にお客様にずっと通して使って頂くもの」とのことで、ID変更手続きは存在しない。ただし、電話番号の変更手続きをするとiモードIDも変更されるとのこと。
KDDI au
EZwebサービスの利用を「廃止」して、同サービスの「再追加」を行うと、EZ番号は新しいものが割り当てられる。廃止に1時間、再追加に1時間かかり、計2時間ほどメール等が受信できなくなる。メールアドレスも新しいものが割り当てられるが、1つ前のメールアドレスに戻すことができるので、2時間の空白を気にしなければ、同じメールアドレスを維持できる。ただし、1日1回までしかできない。IDが変更されることで、有料コンテンツは一旦すべて退会となる。未受信のメールは消える。お財布ケータイに不具合が生じるかもしれない、とのこと。
ソフトバンクモバイル
変更できない。電話番号を変更する手続きをとってもIDは変更されない。SIMカードの再発行手続きをすれば変更されるが、紛失した場合など限られた事情があるときにしか応じていない。
イー・モバイル
変更できない。迷惑電話など事情により電話番号を変更することはできるが、電話番号を変えてもIDは変更されない。SIMカードを交換すると番号が変わるが、紛失時にしか交換しない。交換手数料は2100円。

高木浩光@自宅の日記 - 日本のインターネットが終了する日

auは変えられるけど、面倒ですね。他のは実用的には論外か。
ただ、ちょっと思うに、これはアホな仕掛けの導入によって利便性を高めた代わりに別の何かを失わせるという話ではあるけれども、その失ったものって、目新しいものではないよね。
ストーカーに悩まさせて引っ越したり、いたずら電話に悩まされて電話番号変えたり。だから、実態としてはそれほど大きなことではないのかもしれません。
これ一つとってどう、というよりは、ウェブ社会での個人情報の同定可能性がどんどん高まっていって、元々個人情報保護法が目的としていたレベルの個人情報流出阻止なんて有名無実化しちゃうんじゃないかっていう危惧はあります。

「銀行の口座だって名寄せされているんですよ。複数の口座を持っていても住所氏名で名寄せして1人の情報として役所に報告しているんです。」

高木浩光@自宅の日記 - 日本のインターネットが終了する日

変な話だけど、銀行の名寄せって「へそくり口座が奥さんにばれて大問題」みたいなデリケートな話もあったりして、基本的に外に出る情報としての名寄せはお客さんの希望によってしか行わなかったりもします。ただ、中のデータとしては名寄せしていて、ペイオフとかはそれで対応するわけ。同姓同名とかもあるから、完璧には名寄せできないけど。
だから

その発言者は得意げだった。WebのID送信の話をしているのに、銀行口座の名寄せの話など何の関係もない。

高木浩光@自宅の日記 - 日本のインターネットが終了する日

関係ないどころか、名寄せの話も個人情報という観点から言うと間違っていると思うんですよね。況やウェブの識別IDおや。そりゃ高木先生が終わったといいたくなるわけです。

一度始めちゃったものをどう止めるか。架空請求が急増とかしないとダメかもしれん。