いい加減、エクストリーム犯行予告はやめればいいのに

いや、ボーダーラインを確かめるための尊い犠牲なのかも知れないけど。
ほら、そういう試みって、マジでやってないならどう考えても警察を愚弄しているわけじゃん?犯行予告と解釈できる隙があったら捕まえるのはむしろ当然。相手も職権濫用ギリギリだとしたら、ギリギリ対ギリギリで実にバランス取れてるよねw

結論としては、「予告.inの本当の功績は、犯罪予告検知に意味が無い事を知らしめたこと」という意見に激しく同意。

http://neta.ywcafe.net/000879.html

どっちかというと、「冗談でも悪意を表明するのはろくなことにならない」ということを知らしめたんじゃないかな。
永続性のある空間で、ボーダーライン的なジョークを行う人って、10年後とかに世の中の常識が変わっているかもしれないことを想像しないのかなあ。まあ、過去の恥ずかしい発言が完全実名化されて残り続ける、ということはないだろうけれども。
さて、この問題が表現の自由に抵触するか、という話がある。前にも書いたとおり、留保のない表現の自由などありえないと思う。だからと言って、文脈から切り離された表現のみを問題にするのであれば小説も犯罪告白も区別がつかない。
とはいえ、しばしば文脈から分断されるウェブの世界ではこういった試みは危険だ。エクストリーム犯行予告はそういう点で表現の自由自爆テロ(失敗)だよね。ダメボーダーをどんどんはっきりさせていく。埼京線上野駅とか小女子の件はカモフラージュ的な匂わせ方とか、そういう文脈と捉えられた時点で負け(エクストリーム犯罪予告的に)。
ニセ犯罪予告のバリエーションを規定することが表現の自由を必要とするような創造的な行為(その為の表現の自由じゃないにしても)であるとは思えないな。