IT業界の下請け構造の現実と改善策

ひがさんに対する消毒たんのツッコミはある意味正しいんじゃないかと思うな。ちょっと補足的に。突っ込まれそうだけどww

今のSI業界は、大手SIerを中心とした多重下請け構造ですが、その原因の1つには、「大手SIerの社内人件費単価の高さ」があります。
ここでは「社内人件費単価」の意味をプロジェクトに課せられる社員一人当たりの単価とします。

下請け構造がなくならないのは大手SIerの社内人件費単価が高いから - yvsu pron. yas

言葉を繋げれば内容も高尚になると思って「社内人件費単価」なんて言っているのは滑稽に過ぎるwww こんなことは、ふつうに「給与水準」と言えばよいのだ。「意味を」は「定義を」にすべきだし、「プロジェクトに課せられる」は「プロジェクトに掛かる」だろう。「社員」に「プロジェクト」が「課せられる」のであって逆ではないwww 「単価」という言葉は製品商品に用いられるものであって、人間には使わない。よくもまあ平気でこんなこと書けるもんだwww

下請け構造がなくならないのはGeekがバカだからに決まってるだろwww - 消毒しましょ!

まあほら、いわゆるSES契約の要員ってのは人そのものが商品ですので、(社内人件費)ってのはちょっとおかしいけど、売り単価に対する原価ってのはあるわけよ。外注費(外の人に払う値段)と同様、社内の人間の原価管理をしないとプロジェクトの原価がわかんないしね。人間に単価使うのよ僕らは。そういう商売なんだもんSIerって。

大手SIerでは、社内人件費単価が外注の単価と比べて、べらぼうに高いことが多い。だから、プロジェクトマネージャも利益を出すために、社員の数を抑え、できるだけ外注しようとするのです。
なぜ、大手SIerの社内人件費単価が高いかというと、1つは、大会社であるため、オーバーヘッドが大きいことです。もう1つは、もともとの人件費の単価が高いこと。優秀な人を集めようとすると、必然的に単価を上げざるを得ません。

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「社内人件費単価が」「べらぼうに高」くて利益が出ないというなら、給与水準を下げるしかないし、第一なぜ利益を捻出できないまでに給与水準が上がってしまったのかを説明できていない。「オーバーヘッドが大きい」のならば、分社化でもなんでもしてスリム化すればいい。「優秀な人を集め」たのなら外注など必要ない筈だ。この説明では「大手SIer」がいま雇っている連中をクビにして外注先の安い奴らを雇いなおせば問題解決ということになってしまう。じゃあ何故そうしねえんだ!? 何も考えずに思い付きを並べたって意味ねえよwww

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前半はそのとおり。社内の要員のコストが高い、ってのはそういう風に設定しているわけだ。当然経費がかかるというのが想定なので、給与水準だけでなく、オフィスコストとか消耗品とかをケチっていけばその分下がるよね。分社化、というのも当然あって、実際にされているところも多い。もっとも分社化が元請下請け階層構造をさらに加速するんだけど。
で、外注が必要なのは、単純にマンパワーが必要となる部分が多いから。最大のマンパワーに対応した雇用を常にキープするのってそれこそオーバーヘッドだから、欧米みたいにプロジェクト単位で人雇って終わったら首(という言い方はネガティブだが契約満了だよなこれ)にできればいいわけだけど。ついでに言うと、大手SIerに優秀な人が集まっているなんてのは幻想だw

見積り額の削減案を経営側から考えて見ましょう。コストの中で、社員の占める割合は、微々たる物です。単価が高いため利益を確保するために数を減らそうとするためです。そうすると、社内人件費単価を多少下げても、たいしたコスト削減にはつながりません。
実際にコストを大きく占めているのは、外注費です。だから、単価を下げようとする動きは、外注先に向かうわけです。そして、その外注も自分たちの利益を確保するために、また、別の外注の単価を下げようとする...ry

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タイトルで「社内人件費単価が高い」と言っておきながら、いきなり「コストの中で、社員の占める割合は、微々たる物」とか言い出したwww 「実際にコストを大きく占めているのは、外注費」なんだとwwww じゃあ最初から「大手SIerの社内人件費単価」なんか関係ねえじゃねえかwww なんなんだこいつわwww 頭の中どうなってるんだwwww

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ほら、元々が下請け構造を無くすためには、という話だから、最初の話の前提が、全部社員でやったら、ということに(暗黙的に)なってるんだよきっと。で、実際のプロジェクトの話を急にしだしたら、そこでは当然利益を出すための元請下請け構造になっているから、社員のしめる割合は少ないじゃん。普段そういう環境におかれている人は話が切り替わったのわかると思うけど、普通はわからんよね。

おいらは、日本のSI業界のためには、多重下請け構造は、崩壊させたほうがいいと思っています。下請けとかじゃなくて、全部自分たちでできるようにするほうが、生産性もあがるし、不毛な仕事を押し付けられることもなくなるしね。

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お前みたいなバカgeekがいる限り、永久に「崩壊」なんかしねえよwww 経営者ならば元請けであろうが下請けであろうが、みんな「全部自分たちでできるようにするほうが」いいと思っているに決まってるじゃねえかwww 現実にはそれが不可能だから今の状態があるんじゃねえかwww オコチャマもいい加減にしろwww

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理由はともかく、こればっかりはもうどうしようもなくそのとおり。ちょっと気の利いたSIerなら出来る範囲で全部やろうとしてると思うけど、これ解消するときって下請け元請構造とかそういう問題じゃなくて、この業界の仕事がピークに人数を必要とするようなIT土方的な仕事じゃなくなった時だよね。

下請けが下請けに甘んじているのは、自分じゃ仕事を取って来れないからだろ。元請けが下請けを使うのは閑散期に備えているからだろ。クライアントから見ても、そのプロジェクトが大きければ大きいほど大手に発注するに決まってるじゃねーか。どの会社が一番技術力があるかなんて分からねえんだから、取り敢えずブランドを信用しておくしかねえじゃねえか。発注担当者の身になって考えてみい。名前も聞いたことのないような会社に任せて何か障害が発生したとき、責任問題になるのは目に見えてるだろーが。それが富士通だのIBMだのであったなら、その名前が安全弁となってくれるんだヨ!!

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これは特に一見さんではその通りなんだけど、クライアントもバカじゃないので、何年もやると大手の単価の高さに辟易して、ある程度技術が見えている中小に直接発注したりすることもあるんだよね。だからって元請下請け構造がなくなるわけじゃないけど、小さいチャンスはそこそこ転がってる。でも中小も大手の傘の下でやったほうが大問題が起きたときに大手なりのバッファでなんとかしてくれるから好き好んでその地位に甘んじてたりするよね。

これは余談だけど、IBMなんかは最近Back to Backという障害を出したときに元請としてのIBMが一部責任を負うんじゃなくて、十分にそこに責任があると証明できれば、全部下請けにひっかぶせる契約をし始めたんだよ。これはグローバルスタンダードなんだろうけど、そもそも契約の仕方がグローバルスタンダードじゃなかった。例えばこの契約は取れるに決まってるからまだ客から契約貰ってないけど先に作業を始めてて、みたいなやり方がまかり通っていた。けれども、それがUSの指導で是正されて来ている。でもそれって紙の上での話しで現実は従来どおり責任も曖昧なままで進んでいる現場があって、設計フェーズとテストフェーズが曖昧とかしょっちゅう。そんな中でマネジメントで生じた責任が作ったものそのものの責任に転嫁されるんじゃかなわんよねってことでかなり反発が…余談ね。

「大手SIerの社内人件費単価が高い」のは、元請けとして美味しい部分を取れるようになった結果であって、「下請け構造がなくならない」ことの原因なんかじゃねえんだよ!! キョウデンが「少量スピード生産のプリント基板製造をはじめた」ように、てめーも元請けになることが出来れば「成功」することも夢ではないが、そういう位置を確保するのが難しいんだよ!! ガタガタ文句言う前に、お前が何十兆円だったか、史上最大とか言ってた銀行プロジェクト引き受けてきて安く外注をこき使えばいいじゃねえか。出来るか!? 出来ねえだろ!? なぜ出来ねえのか考えてみい!!

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そうね。少なくともタイトルは間違ってる罠。

タイトルで「下請け構造がなくならない」理由を「大手SIerの社内人件費単価が高いから」としているんだから、それを「微々たる物」と言ってしまった途端、自分で自分の論旨を破綻させてしまってやがるだろ!? いくら高かろうが「微々たる物」であるなら、外注なんかしなくてたって手前ンとこの社員をもっと増やせば済む話じゃねえか。何故それが分からん!?
「微々たる物」であるという「大手SIer」の人件費を1、「コストを大きく占めている」という外注費が99だったとしようか。話を簡単にするためプロジェクトの総経費は両者の合計100のみとする。「大手SIerの社内人件費単価が高いから」「下請け構造がなくならない」と言っているので、それをざっくり半分にすると0.5となる。彼奴の理論によれば、これで「下請け構造」はなくなった筈なので、全体コストも0.5で済むようになったwww それじゃ、いくらなんでも人数的にキツいというなら、倍にしようか。すると元の1になる。給料下げて外注止めたらコストが1/100になりましたwwww この話に信憑性あるか? ああん?

消毒しましょ!

現実のプロジェクトでは微々足るもの⇒じゃあ増やせばいいじゃん⇒増やすと収益が…⇒じゃあ人数増やして待遇下げればいいじゃん⇒ちょwwwそれ大手SIerじゃなくて大手人売り会社wwwヒドスwww
ってことだよね。大手SIerの人単価が下請けより十分に安いなら下請け構造はなくなるわな。それが実現可能であればそうすればいいんだから問題は簡単だよね。

大手はろくに仕事をしないくせに俺たちから搾取しやがって、と思っている会社は大手を通さないで仕事を確保しようと考えているよ。それは閑散期のリスクを抱えることにもなる(大手に比べて人脈が少ないから、どっかの仕事がダメになるととたんに危なくなる)けれども、閑散期に大手が必ずしも助けてくれることがない現状じゃあ収益構造を改善してそういう時期を耐えられるような形に仕事のやり方を変えていかないとダメってことだからね。
ひがさんの言いたいこともわかんなくはないけど、大手SIerの単価が高いことは本来当然。大手SIerが(特に最近の若いのが)単価なりの仕事(マネジメントとか、顧客との折衝とか)をしていないことがいかんのじゃないかな。単なる多重下請け構造にしかならない仕事しか大手SIerが出来ないなら、そんな大手はできるだけスルーして直接クライアントと仕事をしたいのが人情。上がちゃんと仕事して、適正な単価で適正な負荷の仕事ができれば別に多重下請け構造でも問題ないでしょ。なんらかのニーズに基づいてそういう構造になっているのだろうからね。