どうもよくわからないんだけど、給料が少なくてやってられないことだけが原因で開業医になった医者ってどのくらいいるの?

別に僕も医者じゃないからお医者様を崇め奉れだとか医師は神、ミスなどない、とかそんな風に思っているわけではありませんけれども、
※ブクマ等でツッコミが入ったので書き換え。
別に僕は医者というわけじゃないから「お医者様を崇め奉れ」だとか「医師は神、ミスなどない」なんて言ってえらそうな風を吹かせているわけではありませんし、盲目的に偉い存在として擁護しているわけでもありませんけれども、特殊技能の持ち主としてまあそれなりのお給料は貰っても良いのではないかとは思います。なかなか代わりが出来るものではないからってのもあるしね。
でも、医者の給料は高すぎる!給料を減らすべき!って考える人も当然いていいと思うわけです。だからといって、今の激務で給料まで下げるんなら辞めるって人がどのくらいいるかと思うとね。
アニメーターと労働時間が大体一緒とか言っているもいますが職業に貴賎がないとは言え、他者に対する責任が段違いじゃないかと。

これまで日本の医師の給料は安すぎるということをしきりに強調していたのは医師の側であって,医師の給料の安さを強調する方向で収入の話をするのはよいけど,日本の医師の給料は安くはない,開業医についていえばむしろ高いという方向で収入の話をするのはよくないというのはいかがなものかという気がします。

医師以外の職業を馬鹿にしすぎるのでは?: la_causette

イマイチ文意が読み取れませんが、安さの話も別に強調してませんよね。個人の感想としてはむしろ安いと言っても良いとは思いますけれども、労働の質が問題だ、と言っているのに給料が他より高いんだから我慢できるでしょ、みたいなのは筋悪の議論ですよ、と言っているだけなんだけどね。

平均700万円でも勤務医が確保できるのなら,この予算で勤務医を5人は確保できるわけです。

医師以外の職業を馬鹿にしすぎるのでは?: la_causette

うん、医者がどこかから湧いて出る存在だったらそうかも知れないね。年収700万でも良い、という医者がいることと医者を必要数だけ確保できることは全く別の話です。頭数の問題なのに給料の問題に転化してしまってないですかね。

novtanさんは,給料を水準以上貰っている人は労働基準法に抵触していようが収入だけに満足して頑張れ、と。と仰っていますが,明らかに話が逆です(まあ,医師以外では,2000万円以上の収入を労働で得ようと思ったら,週40時間労働ではなかなか難しかろうと思いますが。)。勤務医の労働時間を短縮しようと思ったら,勤務医の給料レベルを引き下げても勤務医を必要なだけ確保できる仕組みにしていく必要があるのであって,そのためには開業医の所得水準を引き下げる必要があるということです。

医師以外の職業を馬鹿にしすぎるのでは?: la_causette

話がいつまでたっても平行線な理由は、開業医の所得水準が下がることによって開業しなくなるとか勤務医に戻るとかいう考え方がそもそも間違っているんじゃないか、という風に僕が考えているからなんですけれども、いくらそこを論点にしても「給料さえ下げれば大丈夫なはず」との確信を抱いているのであれば無駄ですよね。まあもうそんな雰囲気になってきましたのでそこが変わらない以上二度と言及しませんが。

novtanさんは,給料を水準以上貰っている人は労働基準法に抵触していようが収入だけに満足して頑張れ、と。と仰っていますが,明らかに話が逆です(まあ,医師以外では,2000万円以上の収入を労働で得ようと思ったら,週40時間労働ではなかなか難しかろうと思いますが。)。勤務医の労働時間を短縮しようと思ったら,勤務医の給料レベルを引き下げても勤務医を必要なだけ確保できる仕組みにしていく必要があるのであって,そのためには開業医の所得水準を引き下げる必要があるということです。

医師以外の職業を馬鹿にしすぎるのでは?: la_causette

はてさて。「勤務医の給料レベルを引き下げても勤務医を必要なだけ確保できる仕組み」は医者が相当数いて、開業医が週40時間に満たない労働時間しか働いてなくて、後の時間は完全に遊んでいるという状況で、その遊んでいる時間を診療に割けば日本の医療リソース全体が満たされる(当然、局所的なリソースを完全に満たすためには平時には相当の余裕を持たせておかなければなりませんが)という状況に合って初めて可能なわけですよね。

勤務医の週平均労働時間を64時間とし,年51週働くとして,総労働時間が3,264時間です。勤務医の平均年収を約1400万円とすると,平均時給が約4300円ということになります。これに週40時間×50週を掛け合わせると,860万円ということになります。このレベルの平均年収で満足してくれる注1医師が必要なだけ存在するのであれば,社会全体の総被診療時間を減少させず,かつ,医療費の増大を招くことなく,勤務医の労働時間を週40時間にとどめることができるということになります。

医師以外の職業を馬鹿にしすぎるのでは?: la_causette

ご自身でも「医者が必要なだけ存在するのであれば」仮定されています。さて、この仮定を成立させるための方策が提示できれば日本の医療を救う救世主になりますよ。ためしに給料度外視で医者の頭数(当然国家資格保持者ではなく現役の医師として「フルタイムで」活動している医者の頭数ですよ)をどのように配置すればまともになるか示してみればよいと思います。そのときは僕も医者の給料を出来るだけそその水準に下げるべく、方策を考えてみるつもりですが。

もちろん、日本の保険医療費が医者の給料を基準にコスト産出されている部分があるとすれば、それを一律下げるだけで医療費そのものは削減されるかもしれません。その分医者が増えるわけではないのが頭の痛いところです。

以前優秀な学生が弁護士を目指すようになるためには、弁護士の人数を闇雲に増やさず、高収入が確保できるようにすべきだ、とおっしゃっていた人がいらっしゃいましたが、きっと医者は弁護士ほど優秀じゃなくても出来るってことなんでしょうけれどもね。