ブルーレイに私的録画補償金なんてバカなの?

最近界隈をウォッチしていなかったので勢いだけで。

文化庁は、Blu-ray Disc(BD)とBDレコーダーに対する私的録画補償金の課金を、4月1日に始める方針だ。今週中に著作権法施行例の改正案を公開し、パブリックコメントを募集する。

Blu-rayに4月から補償金 文化庁が方針 - ITmedia NEWS

ダビング10に向けた措置だっていうけどさあ。ダビング10だって相当利用者側の権利を制限しているわけじゃない。私的複製に回数制限なんて著作権法にあるわけ?
そんな状況でさらに補償金を課すってことはDRMなんて飾りですってことを認めたってわけ?じゃなくて、10回という限定された権利すらタダでは許さんということか。どんだけ金の亡者なんだよ。
いやまあ、言い過ぎなんだろうけど。権利者業界wも内実は厳しいんだろうけどw
いつまでも権利者が消費者を泥棒扱いしているから消費者も権利者を搾取者と考えるんだろうし、それに立ち向かう俺たちカコイイ的なやつらも出てくるんじゃないかと思うわな。コンテンツや機器が安く出回れば単価は下がっても量は出るかもしれない。文化庁としては、そういう方向にもっていくのが一番いい。
肝心なのは、私的録音の制限じゃなくて、そういうのを悪用して不当に利益を得ることを避けて、適正に文化にお金が回るようにすること。不正なアップロード等をそれなりの頻度で潰していくとかさ。本当に泥棒な人々を織り込んだ制度というのは失礼ではあるよね。
DRM等一切ない代わりに私的録画補償金があるのであれば、筋としてはまだわからないでもない。友達同士レベルのカジュアルな配布は補償金で充当されるべきなんじゃないかと思ったりもするから。もちろん、そのことは権利者の利益を直接的には逸する一方、コンテンツの視聴者が増えて潜在的に顧客を増やす、ということを想定している。ただし、コピーライトが犯されていることも事実だから、差し引きで補償金くらいが妥当だろう、ということ。
複製も機械的に制限され、補償金もある、ではあまり納得感がない。DRMの死を想定しているなら、はじめからかけるなよ。