東証はGoogleの何を見習うべきか

どうしてトランザクションシステムが、あまりトランザクショナルでないGoogleを見習わなければならないのか。

追記:東証のシステムは「徹底抗戦」にも書いたけど、しょぼかった。一日の約定が数百万件しか処理できないってのはありえないよ。Googleを見習えと思う。桁が何個も違うよ。

続・株式100分割について | 堀江貴文オフィシャルブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」

東証のシステムがしょぼいのは事実だし、言われても仕方がない。でも処理の中身が違うんだから、単純にスケールアウトで解決するような話をされてもどうなんだろうかと思ってしまうな。こんなものは後から一から作ったシステムが優れているのは当たり前で、ましてや業務トランザクション的なものがほとんどないシステムなんか早くて当たり前なのだから。そもそも比べる対象が間違っていると思うぞ。Webベースの軽いオンライントランザクションシステム以外のものをやったことないんだろうなあ。
東証ライブドアの100分割を認めた背景にシステム処理能力に対する認識の甘さはあったかもしれない。あるいは、まさかそんなことをやるとは思わなかったから、システムキャパシティーに影響することをさせないルールが整っていなかったのかもしれない。
まあ、ライブドアの件がなくても、遠からずシステムとしては破綻していただろうけど。
にしても、

権利落ち日には元の300円近くの水準まで落ち込んでいる。100分割そのもので株価が上がるのは一時的なものである。
したがって株式交換に利用できるようなものではない。

続・株式100分割について | 堀江貴文オフィシャルブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」

株式市場は一部の金持ちのものではない。みんなの公共財なのだ。もっと多くの会社が100分割なり、数十分割をして投資単位を大きく下げて沢山の参加者を募る。そして多くの株主から応援してもらうという健全な株式市場の姿を作りたかった。

ちょうどよかったので株式100分割について語ろう | 堀江貴文オフィシャルブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」

そういう意味をわかっていれば、100分割をした理由を、すべての人に株式投資への門戸を開き、ポートフォリオを組めるようにする、ベネフィットを提供し、ライブドアは株式の流動性の向上とインベスタマーの獲得を実現できるというWin-Winの関係が築けるとした私の説明が、単なる自己の行為の正当化でないことが理解できると思うのだが。。。

ちょうどよかったので株式100分割について語ろう | 堀江貴文オフィシャルブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」

とか言っているけどさ、100分割だろうが10分割だろうが、権利落ちバブルを利用した相場が定常的に発生していたのが当時の株式市場で、それで市場を釣ってぼろもうけ、という状態があったのも事実。その一時的に株価が上がったときに関係者がまったく儲けていない、という事実があって初めてこの話は説得力を持つわけだよね。そのへんどうなのかな。黒い影がちらちらしていたわけだけど、そういう人たちも含めて。
投資ではなく、投機のハードルを下げて玄人が素人から広く薄く搾り取る、という状況の一翼を担っていたのがライブドアとその一連の買収騒ぎであった、というイメージはあります。高級ーヒーとか。