ブログ小宇宙

非賛同意見を排除することを小宇宙に例えられるのはなんだかおかしい。小宇宙ってのは閉塞空間を意味するのではなくて、宇宙の一部なのに宇宙そのものかのように神秘的なもののことを指すんだよね。さしずめ、ウェブの言論空間は小宇宙といったところ、なんて感じで。
コメント欄を閉鎖することが閉塞しているか、というと必ずしもそうではないと思う。それはブログ主が議論の場をどう捉えているかによって変わってくる。僕なんかコメント欄大解放ですけど、健全な議論がしたいから、というよりも特に閉鎖する理由がないからでしかない。
でもって、コメント欄を開放して党派性がどうたらな常連がうんたらで結果として閉塞しているみたいな話はさて、どう考えたらよいのかな。管理人に批判的な意見は削除します、であれば確かに言論統制閉塞逝ってよしと思わなくもないけど、管理人に賛同する意見の人が多く集まる(これは読者なのだから当然です)ところで批判的な意見が攻撃されるのはまあ仕方がない。もちろん、管理人の立場から見て会わない意見だからそうなるわけで。正しい正しくないの問題ではない。自分が絶対的に正しいから排除する、だなんて考えている人がいたらさすがに僕も気持ち悪いと思うけど、そうでなければね。
そもそも、聞くに値しない非論理的な意見や単なる攻撃まで排除を許さない、というのはおかしい。で、そのレベルの対処をしたら党派性とか言われちゃう、のであればあまりにばかばかしい。