自主性の何たるか

現場で大抵のことを学べていた自分の若手時代に比べて、今の若手は覚えることは多いしかといって現場で役に立つことは少ないし、でちょっとかわいそうなことはある。
無闇矢鱈とセキュリティーが厳しくなってたり、以前に比べて格段に失敗が許されなくなってしまっている環境で仕事をしなければいけないのは今の客先常駐形SIerの宿命とはいえ。
もっとも、情報の量は多くて、アクセスする手段も(必ずしも家庭でインターネットに繋げなかった時代に比べれば格段に)増えているわけだから、自分を磨くって考えたらそれなりにできることはあるんだけどね。

ただ、やっぱり仕事のスキルについて仕事の「場」というところで何かをやりたいという気持ちはあるみたい。

ちょっと議論的なことをすると、そういう環境があればやりたい、という思いは少し伝わってくる。じゃあ、それを積極的にお願いしに来るか、というとそういうわけでもない。自主性のカバー範囲はどこまでなんだろうかな。

とはいえ、若手を育てる使命を担った我々の世代で、ある程度のフォローはしてあげないといけないんだろうなあ。

大企業的な、きちんとした研修ができるのが総体的にみたら一番楽で効果があがると思うんだけど、中小企業だからといって個々人にぴったり合わせた教育ができるわけでもなし、中途半端なものになってしまうのはある程度宿命。だとしたら、個人のモチベーションをいかにあげて行くかなのかなあと。でも、自主性に任せたら会社に恩はないよねwとか思ってしまう。