政治的立場を評価対象にするのは最後にしたい

政治がらみの議論を読んでいて最近思ったのは、始めから政治的見解の相違をベースにしている議論は不毛というか最後はお互いのダメなところを責め合って終わるだけだなあということ。まあそんな議論をする当事者は建設的な議論よりはどちらの政治的立場がより正しいかを主張したいだけかもしれないけど。
政治的立場の表明は最初にしておかないとそもそも議論の前提が成り立たないとは思うけど、相手を否定する根拠が政治的な問題に依りすぎてしまうと議論が深まる前に政治的見解の相違で結論づけられてしまうよなあ。

そういうときって基本的に相手のいいところも欠点として攻めることができちゃったりするし。そのあたりをうまく取ることが難しいから討論の際には調停者がいることが多いんだろう。
ネットでの議論では確かな立場としての調停者が存在しづらいから、議論が成立し得ないことがよくあるんだろうなあ。