毀損される「秘密の情報源」の価値

ウェブでしか書けない秘密の情報、的なものは2000年以降いくらでも見つかるけど実際に価値のある情報はどうも殆ど無いような気がする
探偵ファイルとか二階堂とか読み物としては面白かったりするけど、うのみにするのもなんだかな、ということばかり。一方で、匿名の官公庁関係の人のブログも面白かったけど、さすがに慎重すぎて突拍子もないことは書かれていない。秘密と言うよりは背景の解説に近い。
と思っていたらきっこが登場して、随分秘密のなんとやらの価値も下がったと思う。登場時はだいぶ正体を探る人も多かったし、それなりに信憑度があるんじゃないかという感じである程度評価に時間がかかったけど、今や夕刊紙並の信頼度(つまり信頼度0)の飛ばしサイトというのが定評になってきた。
そんなんでも未だに見て騒ぐ人がいるというのは結構な驚きですが。

きっこの特徴は、政府関係者に対しての情報源を持っているように見せて、そこソースでの真実とやらを話すことなんだけど、そのソースが存在するのかどうかは誰にもわからない。もちろん、既存の他のジャーナリストも取材源の秘匿を名目にソースを明かすことはないから本物かどうかわからないけど、過去の秘密の情報源による情報の正確性を評価したらその信頼度は明らか。

どうも、ウェブにある秘密の情報なんて出鱈目ですよ、っていうステマ?とか、真実性の高い情報が出まわると困るからガセで盛り上げることで隠してしまおうという陰謀?とか考えてしまうくらい、きっこソースで盛り上がることが多いのが非常に不可解。
こうやって秘密の情報源という存在が荒唐無稽のものになっていっていくのがなんだかなあと思う今日この頃。