「twitter>はてブ」と考えてしまう要因
本質的にコントローラブルじゃないものをどのようにコントロールするか問題。
一方ではてなブックマークユーザは記事の意図を読み取っていません。しかも誰がコメントを書いたか分からないので補足してももらえません。自分がはてなを使ってた頃から気になってましたが、はてなブックマークユーザはTwitterなど他のサービスと比べて明らかにユーザの質が劣っています。
http://nextstep.shogizuki.com/2012/05/adsense.html
明らかに、と書いて定性的にも定量的にもエビデンスを提示していない決め付け、というのは主観と取られてもしかたがないと思うんだけど、この件についてはekkenさんが分析している。
TOPSYから読むことの出来たTwitter上での評判も、実際のところはてブ上での評判とあんまり差異が無い、と僕は思いましたが、いかがでしょう?
「意見」として読めるものの多くが、実ははてなブックマークの連携機能によって流された、はてブコメントと同じ物だし、それ以外は元記事のTITLE要素と短縮URLの表示か、Twitterユーザーが気に入ったと思われる部分の抜き出し転載、あるいは単に「同意」というようなヒトコトコメントなのですね。
僕の感覚では、コメントのS/N比としては、むしろTwitterの方が劣っているのです。
はてブは劣悪・Twitterは優良という勘違い:ekken
まあこれも感覚では、だけど、感覚対感覚ということでよいでしょう。まだ定性的な分析をしているだけ説得力があります。
twitterがミニブログというよりは情報拡散ツールとして捉え始められたことからずっと不満に思っていることがあるんだけど、それは、「はてブで紹介してくれればいいのになあ」ってことで。twitterは揮発性が高すぎて、よっぽどの人気にならない限り拡散の継続性がないため、本来リーチさせたい層まで届く前に火が消えてしまうということが多すぎる。twitter登場前(あるいははてブ全盛期?)の方がブログ時代に集客力があったと思うんだよな。ある意味新聞の話と一緒で、twitterを主な情報源にしているとフォローしている相手に情報源が依存しすぎるし、たまに自分にとって有益な情報を流してくれるという目的でフォローしている人の話がタイムラインに流されて見えなかったりして。はてブのほうがブクマページというエントリに情報集約される分、揮発性も薄い。
でも、他人に否定的な意見をしてほしくない人は揮発性が高い方が楽。はてブのような形で残り続けることがない、というのは非常に大きいと思うわけだ。もっとも件のブログのtwitterでの言及を表示してみると、はてブと大差ないことしかコメントされておらず、はてブと縁を切る意味がわからなかったりする。
とはいえ、はてブはコメントのないブクマは数だけ計上され、コメントだけが表示機能の対象になることが結構あるから、言及なしRTで埋め尽くされるようなこともないので意見が目立ちやすい。twitterはやっぱり薄まる感は高いよなあとは思う。
twitterの方がいいって判断する要因は他にも色々あると思う。当の本人は議論・対話ができると言っていたりもするけど、はてブを表示しない理由としてはちょっと弱い。
個人的には、質が高い低いという評価ができるくらいの人であれば当然はてブで何を言われても動じない、いや、むしろはてブで特定政治勢力以外には否定的な評価をされないエントリを書けちゃったりするんじゃないかなーと思ったり、はてブを見るようなバカにはわからないエントリーなんだプーとか言っちゃえるような気がするので、はてブを非表示にする行為自体が見ざる聞かざる宣言と受け止められるマイナス面のほうが大きいよなーと思えてしかたがないんだけど、ビビリという評価より自分が気持ち良い環境を整えるほうが大事ということもわからないのではないので、結論としては好きにしたらとしか言えないのでありますけどね。