誰も言ってないことを論点にして罵倒する不思議

スカイマークを正義の味方かなんかのように勘違いしてるアホども
もうタイトルからして爆笑するしかないんだけど…正義の味方っていう言葉がそもそもみんなの評価と90度くらいずれているw

絶賛の文脈は要するに
吉野家やコンビニまで懇切丁寧な接客を要求してきた日本が、世界的に見れば異常だった。
低価格なら低サービスで仕方がないというのが世界の共通認識。
日本も普通の国になったということ。
とか
サービス0円という発想は悪習だと思う。
とかいう例のあの文脈だ。

スカイマークを正義の味方かなんかのように勘違いしてるアホども

この文脈でコメントしている人って結構少ない。むしろ批判的な意見も散見される。まあここは本題とはちょっと違うので…

で、こいつら全員に聞きたいんだけど
なんでスカイマークが正義の味方だと確信してんの?

スカイマークを正義の味方かなんかのように勘違いしてるアホども

ちょww正義の味方www誰もそんな確信なんてしてないしwww
今回のスカイマークの試みは、安いものには理由があるんだよ、ということをきちんと明示したという点で日本のサービス業としてはある程度画期的な取り組みだな、という点で評価されている。別にそこに正義とか悪とかそういう軸はない(もっとも、暗黙的に「モンスターカスタマー」の存在があって、それに対抗する策としては”正しいよね”という評価ではある。それを”正義”と呼ぶのはおかしい)。

スカイマークこそそういう薄リベラルの対極から生まれた企業だ。
就航から15年もたってないこの変な企業はどういうふうに現れたかって、
リベラルのみなさんが忌み嫌う「規制緩和」で生まれたんだ。1990年代の航空業界規制緩和でな。

スカイマークを正義の味方かなんかのように勘違いしてるアホども

どうも勘違いしているようだけど、ここでこの試みを褒めているのはリベラルの皆さんという属性で括れる感じではなさそうだ。そもそもリベラルって規制緩和忌み嫌っていたっけ?いや、みんな古典的リベラルだっていうならそうなんだろうけどさ…

だいたい「スカイマークの試みはうまくいってほしい」て。
「試み」て。なんのことですかそれは?
試みでもなんでもねーよ!金が無いだけ。

「試み」と「金が無い」ってのは全く話が独立していて、金があってもなくても試みることは試みることだよね。まあ言いたいのは「試み」ではなくて「他にできることがないから」ってことなんだろうけど、そこに「なにもしない」って選択肢がある以上、これは試みなんだよ。

機内サービス削りすぎて「飲料が一切提供されない(有料のものすらない)」耐久フライトになったりとか
大小のそういうオモシロフライトを実現させては「やべー」ってやめての繰り返し。
この10年は何回も何回も果敢な「試み」で右往左往してる。

何度もいうようだけど、別にそれが「試み」であろうがなかろうが、今回の「試み」は日本のサービス業的なものにとってはなかなか今までできなかったことであることは否定し得ないと思うんだけど?

いくら安い会社選んだからって干し殺しにされるいわれは乗客にも無いはずだ。
「安い分サービスもそこそこ」とかそういう穏便な話でもなければ、
企業側でコントロール出来てる話でもねーんだよ。
破綻スレスレ水面飛行なの。やばいの。

スカイマークを正義の味方かなんかのように勘違いしてるアホども

干し殺しって何?なんか監禁されて生命力を奪われていくサービスなの?逆に言うと、スカイマークがノーと提示したことを全部イエスにするとなんか気持ちがいいの?
乗務員の服装が制服だったら気分が良くて得した感じなの?とか。あの文面見て、まともに座っていればなにも問題が起きないことなんて明白じゃないか。どうしたらそれが干し殺しなんていう事態につながるのか。なぜ破綻につながるのか。みんなスカイマークという企業を総合評価しているんじゃなくて、あくまであの取り組みというのが悪いことではないんじゃね?という話をしているんだよね。

君達の言ってるのって、
機体からオイルが漏れ出してるのを眺めながら
「よしよし過剰整備をしてないな、感心感心!」とか誉めそやしてるのと同じ。

スカイマークを正義の味方かなんかのように勘違いしてるアホども

なぜ同じなのか。スカイマークは「整備についてはスカイマークが考える必要最低限のものを行い、法律で決められた範囲を満たさないことに了承願います」とでも言ったのか?そうではないよね。だとしたら、この比喩が有効なのは「スカイマークがもうどうしようもなく経営危機で」「他に削れるところを全部削ってなお足りないので乗務員のコストを下げるところに踏み込んだ」なんだろうけど、それが事実かどうかはどうやったら知りうるのか。むしろスカイマーク単体の問題はそれはそれとして考えるべきだけど、過剰なサービスの部分を削ってコストを削減するという試み自体は企業のありようとしてはむしろ健全な部分があると思うわけ。要は、何に金をかけるかはその企業が社会に対してどのようなサービスを提供しようとしているかにかかっていて、ここでは「快適な空の旅」を提供するのは他者の役割であるよね、ということだけだと思うぞ。

スカイマーク大絶賛コストカット大絶賛の皆さんは、
交通事業者の責任感もどんどん軽くなっていけばいいと思ってるの?
電車や飛行機が軽いノリで遅延・運休しまくる社会がいい?
本気でそっちの社会のほうが住み良くなるって思ってるな仕方無いけどさ。

スカイマークを正義の味方かなんかのように勘違いしてるアホども

なぜ、乗務員の服装規定やクレームの一部遮断が交通事業者の責任の軽さを意味しているのかさっぱりわからないので、今回の試みへの絶賛への批判としては論点が完全に外れています。服務規程が緩いと遅延・運休が起こりまくるの?そうだとしたら僕だって怒るかもしれないけど。

「コンビニが過剰サービス」って、基本的には時給に見合ってると思うけど。
見合わなくなるのは団塊のクズとか下層のカスみたいな勘違い野郎がご来店したときでしょ。あとはまあ、痴呆老人とかも困るけど…。
究極的に言えばそれは、そいつらを個別にバットで撲殺すれば解決することだ。

スカイマークを正義の味方かなんかのように勘違いしてるアホども

「解決することだ」が現実的じゃない点についてはどう考えればいいんですかね。究極的には、というのは実行できないと意味ないんじゃないかな?

いやね、ここであげられている話はスカイマーク批判としての論点としては正しいし、説得力もあるんだよ。だから、「スカイマークを正義の味方と思っている人」という藁人形は全く必要ない。そこを叩くんじゃなくて、「試みが評価されているスカイマークだけど、企業としてはこういう問題があって、その試みはこういう内実の結果なんだ」という話であれば概ねみんなと対立せずにスカイマーク批判をすることができる。まあでもスカイマーク批判が目的なんじゃなくて「スカイマーク絶賛しているやつあほじゃね?」って言いたいだけだよね。なんでそれが藁人形になっちゃうかって言うと、別にみんなスカイマークという企業そのものを絶賛しているわけではないから。

ま、最初から正義と悪という対立軸を持ってくるような議論はそれだけで大抵最低の議論なんだけどね。

この試みによって賃金が低下し、安全性に問題が、ということが明白なのであればそこも論点になりうるけど、コレ単体で見てそういう風に思うのは「茶髪は程度が低い」くらいの暴論だと思うしね。