クラウドだから安心!の大間違い

人はなぜクラウドに移行するのか。それはめんどくさいから…

おおよそシステムのおもりというのはめんどくさくてコストが掛かるものです。
導入計画から保守までの一連の作業が省略できるとしたらそりゃあもう楽で楽で仕方がないですよね。ましてや障害に強いとうたわれていれば…
でも、多数のシステムを保守したことがあればわかるかもしれませんが、耐障害性の強いシステムというのはそう簡単にできるものではありません。特に、現待切り替えって本当に切り替わるの?ってあたりで困ったことになった経験は結構あるんじゃないかな。クリティカルなシステムが多重化されていないのは論外として、多重化されている部分が本当にちゃんと切り替わるかどうかって、ちゃんとテストしたつもりでも意外と予想がつかなかったりします。何しろ劣化して故障した場合は待機系の別のところが人知れず壊れていたりするし(だって動かしてないから壊れてないかわからない)ね。予想外の自体が起きて切り替わるときはそもそも予想外なのでうまく切り替わらなかったりしてね。

そういうもろもろのめんどくさいところをベンダーの知見をもとに一元管理された安心安全なシステムに乗せる、というのはまあまあ合理的な選択であるとはいえます。しかし。

データセンターの電源装置の故障により、一部サービスに影響が出ております。
サーバーは順次復旧させており、復旧見込みは17:00を予定しております。

ご迷惑をおかけして誠に申し訳ございませんがよろしくお願いします。

 発生時間  2012年 6月7日(木)5時50分頃
 復旧時間  2012年 6月7日(木)17時頃 復旧見込み

6/7 ニフティクラウド・ファシリティ障害【復旧:確認手順追記 20:32】: ニフクラ Information

実績のニフティクラウドでもこの体たらくなんです。電源装置の故障でサーバー使えなくなっちゃうよ?これ結構悲惨ですよね。