「真っ当な指摘」とか言う奴

例えばね、「真っ当な指摘だったら聞く耳を持ちますよ」みたいなことを言う人がいたとします。架空の設定ですよ。で、そういう時って指摘の内容が真っ当かどうかってのはその人が判断するわけですよね。まさか、いろんな人に「この指摘って真っ当だと思う?」って聞いて回るってことはないと思うんです。そうすると、その指摘が真っ当かどうかの判断基準がおかしかった場合、客観的にみて真っ当に見える指摘であっても聞く耳をもたないという事象が発生しえますですね。
とはいえ、「くだらない指摘には耳を貸さないよ」という表明としてこういうことを言う人がいるのはそんなに不自然な話でもないですね。つまり、この言が納得感を持って受け入れられるためには、客観的にみて真っ当な指摘だったら聞く耳を持っている、という実績がものをいうわけですね。どう見ても普段から真っ当な指摘に対してまともに回答できていない人がこういうことを言っちゃうとこの人アホなのかなとか思っちゃいますよね。ええと、人物については架空の設定ですからね。

ともあれ、こういうことを言いたいときにはまず自分の判断基準が十分客観的な視点を持っているかどうかが重要ですね。観客席にいる人達は個々の性向として幾分バイアスを抱えていることは避け得ないですけど、観客という立場である場合はわりかし客観的な目線での発言が出てくるものなので、指摘をした当事者以外がどういう反応を示しているかで自分の判断基準がどんなものか、なんとなく図ることはできると思いますね。観客の人にうんこ撒き散らしちゃう人がいたりもしますが、そういう人は論客としては論外って僕なんかは思っちゃいますね、はい。