「東急死ね」ってビッグデータなの?

ビッグデータとして、SNSのデータを分析していた東急百貨店は、東横線渋谷駅の地下化に伴う不便について、「東急死ね!」といった声が多くあることに気がついたという。

【山田祥平のRe:config.sys】ビッグデータに死ねと言われた東急 - PC Watch

SNSのデータを分析することがビッグデータ云々ってのはやっぱりちょっとねえ。こんなの普通のエゴサーチでも分かる話だし、個別の事例を取り上げることはもっともビッグデータとかけ離れた話だよね。

けれども、ビッグデータを分析する側は、Twitterで発言するような層は、社会全体のごくわずかなのだということも忘れてはならない。声なき声は明らかに存在するに違いないのだが、それはビッグデータがどんなに巨大なデータであったとしても、そこには含まれないのだ。

【山田祥平のRe:config.sys】ビッグデータに死ねと言われた東急 - PC Watch

これもどっちかというと話は逆で、ビッグデータこそ声なき声を可視化するものでなくてはならないはずなんだよね。それは、積極的な発言とかではない、足音を分析するようなものであるはず。
それこそ人の出入りや販売データの今まで細かすぎて取れなかったデータを集積することが可能になった利点であって、もちろんソーシャルメディアの分析もその一つではあるんだけど、そここそが本丸と考えて「ビッグデータ活用しているぜ」って思っている会社は絶対足元がおろそかになっていると思うな。