ググってんじゃねーよカス的なウェブ

ググるさんって登場した時はウェブの新たなる叡智だったんだけど、今はトレンド創りだすメディアとおんなじような立ち位置になっちゃったよねーっていうところから話をスタートしなきゃならん気はする。
「ググレカス」が世界を変える/ネットのコンテンツは「紙と放送の時代」と何が違うか。 - デマこい!
google検索の神様は誰を贔屓して、誰を見放すのか - シロクマの屑籠

昔のぐぐる先生が偉かったのは、「正しい検索の仕方を知らなくても辿り着くべきページの候補が大体合ってた」ということに尽きるんですけどね、現状はシロクマ先生の指摘の通り「愛宕」って検索したらまあ…

ようは何でもかんでもウェブに載るようになっちゃうと価値判断の基準も変わってくるわけで。

ただね、今の状況は単に「ソースを検索する」的な用途においては壊滅的と言ってもいいノイジーな検索結果が出ちゃうくらいだけど、それなりにわきまえていたらそれなりに答えが見つかるってレベルでもある。単語一発がまぐれ当たりしなくなったってことは知識や教養がものをいう時代に逆戻りしたとも言えるんですよ。唯一違うのが知識や教養を身につける手段としてもウェブが有用だということだろうね。なので、知識や教養が独占されなくなったということが重要であり、知識や教養を身につけることの重要性は依然として高いのである。

まあいつになっても変わらないのはググる先生が教えてくれるのは答えだけってことかな。