不採用事由におけるスキルアンマッチとはなにか
この界隈の話ね。
元増田はアンマッチなら書類選考で落とせよって言うけど、スキルって総合力だから書類じゃわかんないんだよね。一番いいのはテストをすることなんだけど、テストって案外コストかかるんですよね。100点を求めているわけではないから評価も難しい。単純に課題の達成で採用できるってわけでもない。
よっぽど「ある特定の職務に対する特定のスキル」を求めていない限り、本当に欲しい人材は「それしかできない」人ではないから、その観点ではスキルが単に職務経験に基づく現場力だったらそのスキルはないに等しい場合もままあるわけです。
というかさ、一言でJavaって言ったっていまどきコンソールでjavac使ってコンパイルしろって言ったらクラスパス通らないでエラー出る人の方が多そうだしさ…(そもそもjavacが見つからない気もする…)
javaでウェブアプリ経験5年、設計も出来ますとか言っても実際使ったことがあるのはstrutsだけで、servletAPIもまともに知らないしhttpの仕組みすら理解が怪しい人なんて山ほどいるわけですよ。それJavaでウェブアプリ作れますじゃなくてstruts使えるだけだろー的な。昔経験者でBPさん集めたらそんなんばっかでここstrutsじゃないんですけどできんのおめー?みたいな。
という経験からすると、大体採用に至るスキルって
- 今の仕事なら一人で現場にぶっこんでもなんとか通用するってレベルの完全スキルマッチ
- 大抵の事ならちょっとサポートしてあげれば現場で通用するレベルの地力(総合力
のどっちかなんだよな、って思う次第。
前者で採用する場合って会社そのものがそれを生業にしていない限り(例えばネットワーク専門みたいなね)、大体使い捨てのコマの可能性も結構あるわけ(特にゲームとかは)で、転職活動するなら後者で採用してくれそうな会社を狙うのが良いんだと思いますが、SIerならともかくそれ以外だと結構厳しい感じかなあ。
現場で冗談でも「君ウチ来ない?」みたいなことを言われたことない人はなかなか厳しいと思ったりもしますw