FACTAの技術系記事はアレだからなあ…

しつこいようですが、Felica脆弱性飛ばし記事のことは一生忘れません。
共通鍵暗号は公開鍵暗号より安全じゃない? - novtan別館
メディアがやってはいけない事 - novtan別館
オリンパスのスクープの威を借るFACTAというメディア - novtan別館

というわけで、LINE盗聴問題の件。
LINEだから〜とか韓国だから〜とか言っている人も多いけど、そういうところが判断基準になっちゃってるのってぶっちゃけ「俺なんもわからんし」って言っているようなものですよね。

全く暗号化されてませんでしたwwwとかならともかく、そうじゃなければ暗号化されている通信の盗聴はちょっと難しい、というのがウェブのコンセンサスですよね。あえてコンセンサスといったのは、そうじゃなければ僕達が使っているウェブというのは物凄い嘘のものとで安全を偽られているわけです。安全神話
もちろん、そうじゃないことはわかっている(とは言えアメリカ政府のバックドアがーみたいな話は尽きない)前提において、LINEだけが特別脆弱であるということにはそうそうならない。仮にそういう事があるとしたら、こんな話が出た瞬間誰かによって実証されるようなアプリケーションレベルの低レベルな問題があるはず。

脆弱性ってのは、でも思いもかけないところに存在するもので、「100%LINEは安全」なんてことは僕には言えないけれども、少なくともLINEは危ないという証拠も今のところないわけで。そりゃ通信経路で暗号化されてない何かがあったりしたらわからんけどさw

会社ぐるみであるとか、スパイが潜入していてインフラ周りに穴を作りこんでるとか、そういう話でもないらしいしね…一体何を根拠にしているのかねこの話。

「LINEだから」なんて言って韓国企業を非難しているつもりの人もいるんだろうけどそれって、単に「Webだから危ない」っていう低レベルな話に乗っちゃっているだけであることは自覚した方がいいと思うよ。