お前らはインターネットが「開かれた世界」といつから錯覚していた?

インターネットって古来から情報格差ゲームの世界だったよねーって話。

しかし、アルゴリズムには生活や市民が果たすべき義務がしっかりと組み込まれているように彼らに確認してもらいたいのです。アルゴリズムが明白で、情報の取捨選択を決めるフィルターのルールが理解できるようにして欲しいのです。さらに、何が削除されて何がされないかを自分で決められるように管理できるオプションを提供してもらいたいのです。インターネットが私たちの思い描いていたようなものにである必要があると思うからです。私たちが思い描いたインターネットとはみんなを繋ぐものであり、新しいアイデアや人々、そして異なる視点を提示するものです。「理想のインターネット」を達成するためにも、Web上で私たちが孤立しないようにするべきです。

【全文】「閉ざされたインターネット」Upworthy・CEOが語る、情報のフィルタリングの危険性|U-NOTE [ユーノート]

そもそもインターネットとは何かって話をし始めると大変なことになるのでしないけど、少なくとも「ウェブ」の世界においては検索エンジンが登場する前はリンクをたどることしかできず、繋がりは希薄だったけど登場人物も少なかったからたいていの場合は目的地にたどり着けたって世界に過ぎなかったよね。登録型でない検索エンジンの登場はそれはそれはすごいことだったんだよね。でもそれは単なる手段だ。今も昔も変わらず。

「私たちが思い描いたインターネット」の「みんな」ってのはインターネットがテレビとお店を足した存在である人たちのことは含めないのだろうね。ググる先生は情報を制限しているのではなく、大衆に迎合しただけであり、今に至ってはググる先生に頼るというのは堕落なんじゃないかな。

情報の正しさが情報を提供する側がフェアであることに依存するという世界は非常に脆弱ではないかと思うんですよね。悪に向かって大衆をコントロールをするのを止めろって訴えることが正義の執行だと思っているんだとしたら、悪で喰っていくのは簡単な世の中ですね。

ウェブなんて元から開かれた世界じゃない(反面、垂れ流しちゃう世界ではある)ので、お前らは自分の時間でそれを切り開く方法を模索してください。単にフィルタリングのない世界なんて山のようなクズ情報によって宝が埋もれる世界でしかないんだからさ。