客先常駐はガンガン減らしていっておりますが

会社違えば認識違う、ということでツッコミ入れとく。
といっても、言及先が間違っているという話ではなく、色んな職場があるよって話

顧客先に常駐する、ってことは、顧客内のオフィスにおいてあなたの一挙手一頭足が全部見られているってこと。厳しいお客さんだとあくびや眠そうにしただけでクレームが入る。

IT業界で客先常駐という働き方はもうやめにできないか - あいむあらいぶ

そういやよく「お疲れですね(ちょっと皮肉」って言われてましたけどクレーム入ったことないですね。客にもよるんだろうけど、目に見えて役に立っているとね。

自社の有給休暇を取得しようとしたら、「また休むんですか」とクレーム。

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これはない。労務管理は客先側も厳しい(もちろん客の会社の話でこっちには関係ないけど)から理解はある。もちろん客にもよ(r

自社では服装自由だけど、顧客内ではスーツネクタイ着用。携帯電話もセキュリティ上取り上げられて勤務終了までロッカーへ。もうまるで奴隷のような不自由さです。

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こないだまでスーパークールビズでした。冬場はスーツでもいいし。あと携帯電話は一応セキュリティーフロア内では使わないルールではありますが、これは客先常駐だからじゃなくて、客先がそもそもセキュリティー的に厳しいことに客も我々も合わせているだけであって。

顧客側と外注側の一部の上位メンバーしか情報は共有されず、末端で働いていたらプログラミングや詳細設計など、細かい作業は回ってくるが、それは何のために必要なのか、なぜその設計になるのか、このモジュールはどんな業務にどう使われるのか?などはどうしても共有される順番が遅くなるか、まったくされないか、となります。

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はいプロジェクトがクソです。
少なくとも一部の上位メンバーには情報共有されているのであれば「客先常駐と持ち帰りの情報格差」は確実に埋まっています。そこから先がうまんねーのはプロジェクトの問題でしょ。

こうなると、誰のためにどういう立場で働いているのか、よくわからなくなってくるんですね。

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これはある。若者は特に。年取ってこれ言っている人はビジネスしたくないだけ。

といった具合に、上記で書いた通り常駐業務だと会社は確実に儲かるけど、社員側は心を確実にすり減らしやすいのです。

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これも嘘で、会社が確実に儲かるかどうかは契約による。客先常駐ってのは契約形態ではなくて契約の付加条項であって、委託であっても作業場所が客先ってことは(主にセキュリティーと打ち合わせの都合で)よくある。むしろ委託の客先常駐のほうがトラブっても追加の金も人も出なくて人が死ぬ。

事実、かるびの会社でも、自社で自社アプリや持ち帰りでの受託開発業務をやっている社員は、彼らが社内業務をやっているうちは、ここ5年程度見事に一人もやめていません。

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自社でも辞める奴は辞めるよ。辞める理由の一つに客先常駐だからということがあるのは否めないけど、だからと言って客先常駐じゃなければ辞めないなんてのはおかしい。

総体的にみて客先常駐での上手いプロジェクトの進め方がわかんねーだけなんじゃないかと思ったりしますけどね。あるいは会社の立場が弱すぎるか。

で、タイトルなんですが、そうは言っても客先常駐ってしないで済めばそれが一番なんですよね。社内の連携とかも取りづらくなるし、要員の配置の柔軟性も微妙。だからうちの会社もどんどん客先常駐の仕事を「自社にいながら客先常駐に準ずる」形にしようとしているし(実際かなりそうなっているし)。でも、一方で客先に常駐していると「直接関係ない(でも次のビジネスに繋がる)」情報が結構入ってきて(隣の会議室や喫煙室からとかw)、誰も居ないことは結構な機会損失になったりすることもあるのでビジネス的には全く客先にいなくなるのも結構問題なのでウェブ会議で済むことをわざわざ出向いて行ったりもします。客と雑談できねーってのも結構ダメなのよね。逆に客の文句を大声で言って発散してもバレないというメリットは有りますw

というわけで、客先常駐かどうかに関わらず、プロジェクトは強い心で健全に回すことに力を注ぎましょう。