障害は起こすものではなく起きるもの

読んだ。僕らの技術領域とはちょっと違う話だとは思うけど、基本は変わらないと思うので私見

プロダクトチームの評価は、インフラチームやセキュリティチームに比べると、非常に分かりやすいです。 ダウンロード数、アクティブユーザ数、売上など、実際に起きたことを評価に使えます。

一方で、インフラチームやセキュリティチームの評価はディフェンダーの評価と同じように注意する必要があります。 ディフェンダーが良い状況判断でタックルをしなくても済ませているように、 この領域で良いエンジニアは重大な障害が起きる前に良い状況判断で障害の芽を摘み取っているのかもしれないわけです。

良いディフェンダーはタックルをしないし、良いエンジニアは障害対応をしない · takus's blog

障害の作りこみってプロダクトチーム側にも相当あると思うんですが(シュートすげー多いけど枠に行かないとか?)それはさておき、良いエンジニアは障害を起こさないと言うのは一つの真実ではあって、それでもなお起きるのが障害だと思うんですよね。なので障害を「解決する」能力はもちろん必要だし、障害が「起きないようにする」能力がそれによって磨かれていった結果障害起きねーなら不要みたいな評価をされるかというところが問題ですよね。この喩え話だと。
ただ、障害の芽を「摘み取っている」ならばその活動は具体的な行動に出るだろうし、そもそも障害が起きない堅牢なシステムを設計時にバチッと出来るかというと特にこういう話であれば急にアクセスが伸びて云々みたいな話は予想を超えた場合はやっぱりアドホックな「対応」になってくるだろうし、いずれにしても行動評価が出来る範疇なんじゃないかと思いますし、完璧(比喩)な設計を出来るエンジニアはそのスキルを次のプロダクトのインフラを作る仕事に回すべきだと思いますしね。