ネット対ネットにハラスメントなんて言葉は無くていい

少なくとも、人生において必要不可欠ではない場所に自ら足を踏み入れておいておきながら、誹謗中傷されたというのは当事者能力が無さ過ぎる。
問題は現実の生活に対してネット上からの攻撃が行われることであって、それが「匿名の卑怯者」であろうが「実名で活動しているライター」であろうが「法人ニュースサイト」であろうが問題であることは変わらない。実際にはトレーサビリティーが充分にあるということが一般に浸透するほど告知されていなければ「匿名」は調子に乗る要因にはなりうるけれども、量的な問題が質的な問題をカバーしてくれるわけではないから依然として実名・法人などによる攻撃も可能性として排除は出来ない。
ネットで活動することを決意した人がネットでネガティブフィードバックを受けて文句を言うのは大抵ハラスメントではなかろう。ネットで活動することを止めればいいのだから。匿名でいることはそのネガティブな影響を実世界に落とさず、逃げることを容易にする*1
逃げることの出来ない何かを作ることを強要する方がよっぽど参入障壁だ。一方では弱者保護と言いながら、弱者の逃げ道を塞ごうとしているのは矛盾だ。

*1:論破しないと実社会の評価に関わる論客に絡まれたなんてのは実名でやっていると非常に恐ろしいはずですね。