思考を減退させる液体

客と飲み会の後上司に連れられて六本木に。奢りだろうからキャバクラでもあるまいと思ったらスナック?と言うか何というか。満員なので同じ経営らしい下の階のバーに。ここぞとばかり飲んだことのないモルトを。
「嗚呼、ココニイタイ」
当たり前だが空いたので移動。隣りの客が若い女の子とエロ話をしている。人に重点が置かれ酒がおろそかになる類の。最初に出てきた水割りで既に酔いは限界。お休みなさい。非常に意味のない時間。
人は何で酒を飲むのか。酔うのが目的であるのか味が目的であるのか場が目的であるのか。理由は常に一定ではない。
思考力が減退した頭で思う。酒によって開放される精神などなく、酒は普段の思考を緩めるだけに過ぎない。それでも普段樽木のように締め上げられた精神のメンテナンスには有用なのかもしれない。