訴訟は医療過誤を防止しない

引き書きですが。アメリカの話ですが、医療訴訟をどんどんやるべき、となったら当然日本でも起こる話。

過誤の被害を受けた患者が訴訟を起こさなければ被害に対する救済を受けることができないという制度は,救済制度として機能していないだけでなく,医療過誤の防止という観点からも矛盾だらけの制度なのである。

医学書院/週刊医学界新聞 【〔連載〕続・アメリカ医療の光と影(5)(李啓充)】 (第2489号 2002年6月10日)

まあ、そういわれてもじゃあどうすれば、って話ではありますね。訴訟は予防のためにあるのではない、と言われるかもしれないけど、それなら良くある「真実を明らかにする訴訟」は意味が無いわけで、そのへん、手段と目的を取り違えてはいけないと言う話。多分。