車輪の概念を再発明してもしょうがないわけで

車輪の再発明ってのは、核になるアイディアの再発見なだけだよね。そのあとに待ち受けている課題はある。

  • 研修的課題:実装の仕方を学ぶ
  • 実践的課題:よりよい実装で性能うぷ

車輪の再発明」という言葉は、目の前を車がぶーぶー走っているのに「俺車輪なんてすごい仕掛け思いついちゃった。天才じゃね?」と言っているアホに投げつけるべき言葉じゃないのかと。

車輪の再発明はするな」という言葉で車輪の再実装を阻む行為は、「車輪を実装した」という経験をもたせないようにして、先行者利益を確保するという、孔明の罠なのです。

2007-09-10

というわけで、まあ、その通りではあるのだけど、先行者利益確保は言いすぎな気がする。車輪みたいな基本的な概念のものについて先行者利益も糞もあるまい。その上に積み上げる本体について大いにデザインすべきだし、実装すべきなんだよなあ。車輪は天才に任せとけって。
ってな話まで含んで「車輪」なんだと思うよ。基本的な概念であり、また、誰もが知っていて、あることに気付かないのはよっぽどのアレだっていうニュアンスで。