職業に対する適格性を違う職業の人がとやかくいうこと

おおよそその職業に対する適格性を云々できるのはその職業についているか、あるいはそれに近い職業についている人だけなんじゃないかな、と思うわけですよ。
この人は経済学者の能力が、とか、弁護士としての能力がとか。例が偏っているのはお察しください。
でも、たとえば基本的な数学が間違っている経済学者の言とか、論理的思考能力に欠ける弁護士の言とかを見ると「こいつ大丈夫か?」と外野でも思ってしまいますよね。
反対側として、小学生レベルの算数的な間違いをする人が経済学者にとやかく言ったり、デタラメな法律論を持って弁護士を責めようとする人を見ると「お前に言う資格があるんか?」と思ってしまったり。
前者はその職業としての致命的な点であると思われますから、それをもって適格性についていうことはまあありかもしれません。でも、ある程度その学問などに踏み込んでいくと、正しいとも間違ってるとも言い切れない、業界内でも意見が対立しているような点にたどり着いてしまうと、そのあたりで素人が口を出すのは非常に難しい。ましてや、適格性云々などということは難しい。