なんか微妙な調査結果

メタボメタボという風潮に一石を投じるかのような報道ですけど、それとこれとは違うよね、と思いつつ。

成人後に5キロ・グラム以上体重が減った中高年は男女とも、死亡する危険が1・3〜1・4倍高いことが、厚生労働省研究班(主任研究者=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)の大規模調査でわかった

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090423-OYT1T00572.htm

これはまた微妙ですね。成人後、というのが青年期までで痩せていたか太っていたか、というところがもっとも気になるところです。あと、スパンとタイミング。成人後1年で太ったか20年かけて太ったかに違いがないの?とか、病気の潜伏期にかけて痩せていたんじゃないか、とか。

がんや循環器疾患など主な病気、ダイエットによる激やせなどによる影響を除いた上で

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090423-OYT1T00572.htm

と、さすがに有意に死亡率を上げそうなパラメータは除いてあるみたいですけれども。ただ、ダイエットによる「激」ではない痩せは入っているんですよね?
成人後に痩せると免疫力が落ちるという仮説も、成人時の体重が適正であったかどうかに大きく左右されそうです。なんだか微妙ですね。ともあれ、決して「太ってもいいんだ」じゃない、ということではありますね。痩せすぎはよくない、くらい?