「堅牢」と「壊れない」は違うからね

製造業で実際にPC-9801が稼働している現場の立場からすれば、単に設備投資の..
PC-9801持っていた身からするとそりゃまあ部品の精度とかそういう意味では当時としてもかなりのお値段がした国産マシンである以上こだわりはあると思うんだけど、そもそもの記事からして部品がもうすぐ枯渇することは明らかなのにそれに対する有効な手を打ててないって時点でそもそも「単に設備投資の余力が無いという問題ではない」という評価には賛同できない。設備の更新を無駄金と言い切っている時点でそのラインには将来性がないし、とはいえ、もっとも将来性のないラインを死ぬ(=需要がなくなる or PC-9801の交換部品が尽きる)まで稼働させるという判断が経営上成り立つんであれば別に問題がない話ではある。だから、この話は一般論とは出来ない。
死ぬまで逃げ切るか、または、設備更新する、という選択肢がある場合にどちらを選ぶかはそれこそ経営の問題であるとは思うけど、生産が終了している装置に依存しているラインのリスクというのはきちんと評価すべきだろうし、設備投資の余力があってこの手のニュースが出てきたタイミングであれば何が何でもやるべきって向きもいて良いと思うわけで。