パッケージガチャは罠なのか

箱買い、ってのがあったよね。一箱買うと必ずあたりが入っているというやつ。TCGでよく使われていた。

でも、TCGに比べてブラウザゲームのカードは登場頻度、値段ともに高いから問題ではある。

たとえば人気ソーシャルゲーム『探検ドリランド』には、ユーザ目当てのSSレアは箱の中のカード330枚中に1枚しか入っていない。つまり確率は330分の1なので、パチンコ並みといわれている。パチンコとの違いは、毎回330分の1の確率に賭けるゲームではないところだ。一度引いたカードは次回の課金ガチャから除外されるため、最悪でも330回引けばSSレアを引き当てられる。パチンコより一見良心的に映るが、そうでないところがポイントだ。

グリーの“優れた”ビジネス…新パッケージガチャ、射幸性強くコンプよりお金つぎ込む人も続出 | ビジネスジャーナル

運が良ければ少ない投資で出る、というところは変わらないけど、同じ投資で複数出るということがありえないだけでももうだめな気分になる。でも一度払った出なかったら最後、サンクコストの回収のため余分な投資をしてしまう。

でもこれって本当に問題なのか。本当に「今まで諦めていた層」がサンクコストの回収に走るのだろうか。ぶっちゃけ、引くまで引かない層は30枚くらい引いて果てなきあと300枚を引く選択をするとは思えない。引くまで引く層は引いたらそのパッケージは終わりだろう。

30代の男性ユーザは「パッケージは必ずSSレアを獲得できるとの心理が働き、1回5〜10万円で済んでいたコンプ以上に金を注ぎ込んでしまう。パッケージはコンプより射幸性が強い」との感想を漏らしている。

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一回300円×330枚=99000である。最大1回10万円って変わらんじゃないか!しかも、330回目に出るのは最悪のケースなので、それぞれの回に出る確率を積算していくと1/330より小さくなるはず。どう計算するんだっけ。直感的には半分くらいのところに収束しそうだけど今頭が疲れているので数字を弄りたくない。
ま、5〜10万かかる、というのが変わらないのであれば、30代の男性ユーザーとやらのコメントが的はずれであることもわかるし、この記事が批判していることも的はずれなのではないかなあ。