公開して残さないことのリスク

自治体の首長が変わると前の首長の発言をHPから削除したりするんだそうな。しかも、議員からの要求とかそんな理由で。選挙で覆ったのは「今」の選挙民の意志であり「過去」が消え去るわけではありません。人間は歴史に学ばなければ同じ過ちを何度も繰り返すのですから、過去が過ちだったと思うのであれば、なおさら残さなければならないと思うのですがね。
ところで、過去に公開されていたという事実と、今そこにないという現実、その二つが合体すると何が起きるか。「あの話は前〜のHPに掲載されていたから間違いない」というデマが特にそれがネガティブ系の発言であればなおさら、説得力を持ってしまうという自体が生じかねません。と思ってたら404 Blog Not Found ほっとけない情報収集の貧しさだって。「ソースplz」って言って賞味期限切れのソースを渡されるのはもらう方としても非常に困りますが、もともとそのソースを所持していた人は、食中毒を撒き散らしているようなもので。公的なリソースは一度ウェブに載ってしまったら、消えないよう死守しないとデマの温床になるという可能性。特に団体な方々は意識して欲しいものです。