水からの伝言にまつわる「科学的」「非科学的」論争

http://revilog.com/binbou/2006/11/010445.htmlについて。
言いたいことは概ねこの方が言ってくれたので、紹介とコメントのみにとどめる。
http://d.hatena.ne.jp/paulownia/20061113/1163433650
元のエントリの愚劣さ加減は最後の

上記エントリの「水からの伝言を信じないでください」には非科学な点があるというその主張の仕方は、論点をずらし、都合の良い引用をし、さらに理系院卒などと名乗って権威付けしようという点も含め、限りなく似非科学のそれに近い。非常に悪質だ。

にあるとおりです。元エントリの追記で更に

水からの伝言が科学的だとは一言も述べていませんし、水からの伝言が科学的だというつもりもありません。

ということを言っている時点で既にこのエントリ自体なんの意味も持たない。「水からの伝言」は消え去り、結晶が変化するという事実のみ残る。因果関係が切り離された時点で影響を検証することをしていないわけだから、その後の実験は単なる「結晶は形を変えるという現象」の検証にすぎない。そもそも

■トンデモ科学と否定するのもトンデモ科学
というわけで、水に良い言葉、悪い言葉をかけると内容が変わるというのは、トンデモ科学と否定するとしても 水に、音波による微細な振動を当て続けても、内容が変わらないと否定するのもやはり、トンデモ科学でしょう。

というように、見出しで釣って肝心の中身は議論のすり替えを行っているような主張についてまともに相手をするのもどうかと思うが。