科学
適当に思いついただけです。そもそも、カルト科学教信者は科学の方法ではなく、科学という存在そのものを信仰しています。その科学とは、常に正しい答えを提示し、白黒はっきりしていて、自然というものとは一線を画しているものです。 そこには量や確率など…
根幹は大して変わらない話。科学的知見とはなにか。STAP細胞の話が最初に世に出た時「科学を馬鹿にするな」と言われたという話は有名ですが、これは科学の閉鎖性を示しているエピソードではなくて、科学的知見とはなにかを端的に表している話ではあります。…
ええ、ええ。そうですとも! 私が伝えたいのは、科学者は嘘をつく、ということです。理由はどうであれ、真実を伝えない科学者は存在します。科学的な知識を持つことが重要です。不可能なことではないのですから。 私が伝えたいのは「科学者は嘘をつく」とい…
エネルギーを作り出す試みは、効率との戦いです。逆に言うと、損失との戦いなわけですな。エネルギーが無限に取り出せる仕組みは夢ですが、熱力学の法則を破らない限り実現不能なものですね。…エネルギー関連各社の陰謀という妙に具体的な批判が聞こえる気が…
放射能の影響について、ある/ないの2択で正解を知りたがる人が結構いるみたい。いや、放射能の問題に限らずだね。 実際には科学が出す答えって、多岐に渡るパラメーターにより動的に決定されたりする。みんな大好きダイエット効果なんてその典型で、その効…
よく、「有能な敵より無能な味方が怖い」と言いますが、こつこつと治験を積み重ねて正しさを証明しようとしているときに一足飛びに正しいという事実(かどうか定かではない)を喧伝する人に辟易するという自体はよくありますね。湿潤療法の話題を見ていてそ…
というのが正しいタイトルではないかと思う。 でも、ホメオパシーの間違いを科学の立場から「証明できる」ということは疑問です。むしろ、「ホメオパシーを否定できる」と考える誤解が、ホメオパシーのような疑似科学の問題をより大きなものにしている面もあ…
togetterのコメント欄に返答らしきものが。直接コメントしたほうが良いのだろうか。 HayakawaYukio 「これは問題だ。現代科学の知見をなぜ無視しえたのか。これは、ホメオパシーが科学を標榜し、現代医学の知見を半ば否定し、かつ、代替になることをうたって…
「科学は、最近成功したひとつの方法にすぎない」 - Togetterより。言葉としてはとても正しい。それだけに、とても虚しい言葉に思えてならない。 「最近成功したひとつの方法にすぎない」と言う言葉には、大事な二つの要素がある。ひとつは「最近成功した」…
代替医療批判をすると、しばしば耳にする批判批判。「科学教」。でも短絡的にその言葉を持ち出す人はたいてい気づいてないのだけど、科学、あるいは従来の医学の立場から否定される代替医療は、自らを科学であると吹聴していることが多い。 科学は信仰ではな…
科学の成果物が魔法と区別がつかないことはあるけれども。でもそれは原理とかがさっぱり説明されないブラックボックス状態である時だけだし。 科学の成果物かどうかは検証の仕方にかかっているとはいえ、エビデンスの見方もわからない魔法みたいなものはある…
こういうのを見つけて驚いた。 http://www.hoshuha.com/Japanese/articles/entropy.shtml のだけど、なんとWikipediaに普通に書いてあったwww 熱力学の第二法則と創造科学 創造科学とは、キリスト教神学の一つで、神が世界を作ったことを「科学的」に証明…
クライアントを煙に巻かなければならない仕事をしているみなさんこんにちは。本日は上手な煙の巻き方、実践編をお送りします。 筆者:「要は比表面積を高めてエネルギー密度を上げるというアプローチですよね?」 G社:「問題は釜の電気代がいくらかかるか…
また永久機関か! 電磁力を応用した高効率な小型発電装置を、相模原市の「ソフォス研究所」代表の木下博道さん(74)が開発した。 http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20090319ddlk14040128000c.html ふむふむ。ホントなら下手すりゃノーベル賞物です…
絶対メインメモリにバッファされるだろJK… 繰り返すけど、サウンドカードのD/A変換の精度で音質が変わることは間違いないので、そこにお金をかけるのは意味がある。 USBメモリーから読み出そうがHDDから読み出そうが、音質は変わらない。再生ソフトウェアで…
新聞がこういうのをちゃんと書くのも珍しいような気がします。 でも、日本でどうしてこれほど血液型性格論がはやるのでしょうか。二〇〇七年秋にNTTナビスペースが「血液型による性格の違いあると思いますか?」という調査をした結果、七万を超す回答者の…
ニセ科学で人が死ぬ、というアプローチはニセ科学批判の本流ではないとは思いますが、だからといって、「水伝は生死にかかわる害がないから、そういうアプローチでのニセ科学批判は間違っている」という意見を「それとこれとは別」と片付けるのもどうかと思…
神はいない、世の中の出来事は全て科学で証明可能だ、というのは一つの見識ではありますが、それが真実になるのは万物理論が見つかってからだから今言ってもしょうがないよね、と思う今日この頃です。 宗教に否定的な態度をとる科学者もそれなりに多くおられ…
少々苦しい展開。 科学における間違いは、間違いとわかるまで(正確に言えば社会に妥当な水準でその真理と虚偽の合意が受け入れられるまで)は、ただの科学であり、それ以降は、たんに間違いであり、科学ではなくなる。 「ニセ科学」を間違った科学と別に定…
関連のエントリを眺めていて、ちょっと一部ピンと来た。 信仰に本当に必要なのは、「私は信じる」で充分なのである。 弱った…。 - シートン俗物記 科学とニセ科学は紙一重だけど、同様に、信仰とニセ科学も紙一重であるわけなんだけど、つまり、科学と信仰の…
ムペンバ効果の実験において、検証したいポイントはいくつかあると思います。実験をする際は、その検証するポイント以外の要素を出来るだけ排除して、きちんと比較できる状態にすることが肝心。それをしないで結論を出してもあまり確かめたことになりません…
ある一人の頭脳に全世界の去就が掛かっているというのは壮大ではありますが、怖い話でも。 しかし、「ブラックホールができると、地球や私たちの宇宙まで吸い込まれてしまうのではないか」と心配する声もあった。このため、LHCを開発・運用する欧州合同原…
いやね、今日テレビ見てたら「右足が落ちる前に左足を出せば水の上を走ることが出来る」のを実演しているのを発見したんですよ!すごいなー。 …もちろん、そんなわけなくて、水溶き片栗粉の上で足踏みしているだけでした。でも、あんなに瞬時に固まるんだね…
「トンデモ」の定義については種々の異論があるとは思いますが、僕は前から言っているように、トンデモとニセ科学は分けるべきだし、その姿勢において、あるいは真剣さ、あるいは突飛さにおいて、大いにレベルの異なる偉大な存在だと思っております。 「トン…
そんなに科学って言いたいんであれば、科学であれば良いのに。 ニセ科学批判を批判する人って、今の科学が絶対ではないみたいな言い方をすることが多いですよね。すごい矛盾なんだけど、今の科学でわからないことは科学ではないわけですから。もちろん、未来…
最近読んだ面白かった本。トンデモ科学の見破りかた -もしかしたら本当かもしれない9つの奇説作者: ロバート・アーリック,垂水雄二他出版社/メーカー: 草思社発売日: 2004/02/14メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 53回この商品を含むブログ (39件) を見る…
正しいが、正しくない、という記述の仕方は果たして科学的な啓蒙の役に立つのかどうか。 もちろん、森林は二酸化炭素を吸収しない。 一本の木が二酸化炭素を吸収すればその分だけ「太る」。物質を吸収するのだから、吸収した質量がどこかに行ってしまうとい…
いわゆる一般人の方々がですね、血液型性格診断を信じてしまうのはある程度仕方がないと思うのです。なぜなら、その「当てはまる」という話そのものにトリックがあるからです。「そういえばそうかもしれない」とか「確かに”これについては”当てはまる」の積…
生産性の話はもうそろそろ収束かと思うのだけど、根源的な話で経済学が科学とであるかどうかとか役に立つかとか言い出した。まあそれはいいんだけど、自分の話している分野のみをもってその学問全体を疑似科学と言い放つ態度はどうなんだろう。それとも本当…
科学の入門編なんて読んでも意味ないのですよ。文系理系二元論はあまり好きではないですが、それでもいわゆる「文系」のいちばんそれらしい人たちに欠けているものは知識を蓄える力ではなく、それを系統付ける力です。大学に行って誰かの主張の寄せ集めレポ…