トンデモとニセ科学は違うのだよ
「トンデモ」の定義については種々の異論があるとは思いますが、僕は前から言っているように、トンデモとニセ科学は分けるべきだし、その姿勢において、あるいは真剣さ、あるいは突飛さにおいて、大いにレベルの異なる偉大な存在だと思っております。
「トンデモ」は鑑賞し愛でる対象であって批判する対象ではない。だから、批判しなきゃいけないときに「トンデモ」と表現してはいけない。
http://www.cm.kj.yamagata-u.ac.jp/blog/index.php?logid=7921
擬似科学やニセ科学の全てが「トンデモ」ではない。擬似科学やニセ科学の一部が「トンデモ」になることはある。逆に「トンデモ」の対象は別に科学とは限らないし、そもそも学問と関連するという制限すらない。
愛でるっていうとちょっと「こっちは正しく把握しているんだぞ」的視線を感じなくもありません。もっとトンデモは偉大なのです。いや、偉大じゃないのもあるかw
疑似科学やニセ科学の「発想」部分がトンデモであることはあるんだけど、それが疑似科学とかニセ科学とか言われちゃうのは科学的に根拠のないデータや実験などで科学的に証明と断言しちゃうことなんだよね。
前にも紹介したけど、この本は面白かった。
トンデモ科学の見破りかた -もしかしたら本当かもしれない9つの奇説
- 作者: ロバート・アーリック,垂水雄二他
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2004/02/14
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 53回
- この商品を含むブログ (39件) を見る
過去の関連エントリ。
ニセ科学って言われるのが嫌ならトンデモ科学になればいいのに - novtan別館
どうにもニセ科学批判批判みたいなのには納得できませんが - novtan別館