ニュースブログに主張の一貫性は必要か?

とかく一貫性が求められがちなブログ界ではありますが、他人の一貫性ってのはそうそうわかるものではありません。価値観の一貫性は一面から見てもわからないし、時系列を伴った一貫性は、ある特定の二つを並べてみたってわからない。ましてや、取捨選択の一貫性を解き明かすなどその人の様々な側面の集約であるから簡単ではありません。たとえば、その人のはてブを何週間かウォッチしているとようやく見えてきたりはします。
取捨選択が一貫していればよいニュースサイトにおいて、その取り上げたネタが一貫した主張をしているかどうかなんて関係なくて、何をもってそれを取り上げたかだけがはっきりしていればそれでいいんじゃないかと思います。

一貫した考えを持っているからこそ、情報媒体としての信頼性が高まっていくのです。読者を混乱させてしまうようでは、ニュースブログとは呼べません。

http://digimaga.net/200805/blogger-makes-ones-thought-clear.html

まあ、GIGAZINEがどうか、という話はおいといて、もともと取り上げた話ですら日本ユニセフ協会自体の是非ではなくて、あたかもユニセフ児童ポルノを廃絶する運動をやっているかのように見せるメディアと協会の批判であり、また、その「児童ポルノ関連の運動」に対する批判であって、別に寄付したらアイスがもらえる別の募金について否定的に取り上げる必然性は感じられませんね。
僕の価値観はニュースサイトの意見により出来上がるわけではない。面白い、あるいは問題だ、と思われる出来事や記事を取り上げてくれることで考えるきっかけを与えてくれればそれで十分です。
まあ、GIGAZINEなんて滅多に見ないんだけどね。なお、デジタルマガジンは初めてみました。あんまりやってること変わんないね。