10年泥のように働くことについての業界の勘違い、学生の勘違い

だいたい10年泥のように働いて次の10年で勉強って引用元悪すぎだ。商社と同じ仕事してんのかって。ハード売ってソフトはおまけですと言う感じで高いハード代ぶんどってよくわからない客相手に障害起こしながらなんとか現場で育ててた時代はとっくに終わってんだよ。それに気づかないとしたらよっぽどのボンクラだ。そういうのが上に立ってるから業界がダメになる。日進月歩の世界で成功体験にしがみつくってどんだけ。
今や「緊急停止ボタン押しちゃいました」は絶対に笑い話にならない。失敗から学べることは、自分たちには代わりがいる、ということだ。10年の仕事で身につく事なんてルーチンワークだ。プログラマー35歳定年説の元凶をここに見て取れる。
IT業界なんてドッグイヤーなんだから、体で覚える仕事なんてせいぜい三年分だろ。仕事のやり方のジェネラルな部分なんてそれで十分だ。後は勉強しないやつから脱落していく。
学生諸君へ。実際そうなるかは別として、10年泥のように働く気概はないと大成しない。生活の糧を得るためのだけに働き、歯車になる覚悟があるならば構わない。
泥のように働くとは毎日終電で帰るような生活を意味しない。IT業界において、頭ではなく体を使うことほど愚かなことはない*1
もちろんバカな業界人の煽りに乗る必要はないのであの場で手を挙げないのは正解ではあるのだが。

*1:必ずしもそうではないかもしれないけれど、象徴的な話として