論争の拠り所

ウェブってルール無用な議論が良く展開されていて、みんなが思い思いの自分基準でジャッジしちゃったりするからカオスな状態から抜けられなかったり、無限ループが発生したりして色んなところで無駄にリソースが消費されちゃってるように思えます。Ctrl-C!Ctrl-C!*1
リアルで論争の足場がある人は、例えば書いてないことについては書かない的な議論のルールを暗黙の前提にしてたりするのかな。でもウェブでは無名者の傲慢によりそのルールは踏みつけにされてしまったり。あるいは、ウェブ人格に対して実名でないと価値がないなんていっちゃうのはウェブではルール違反なように思えるけど、リアルでは相手にされないから仕方がないかも。
拠って立つ位置も、覚悟の程も、発言によって何を成し遂げようとしているかもみんな違うなかで、モデレーションの機能もないままに、また、モデレーターの存在もないままに、好き勝手に議論していったらそりゃあ噛み合わなかったり勘違いが起きたり、価値観の相違が激突したりとかするよねえ。
で、それをウェブのいいところだと思っている人と、悪いところだと思っている人がいそうだ。いい加減な考えしか持たない人が議論に参加できるということがウェブの価値を上げているか下げているかというと、うーん、少なくとも言論空間としての価値は下がっているかも。でも、僕みたいないい加減な人間にとってはウェブはありがたい。敷居を下げるってのはそういうことだよね。

*1:「なんでコピーなの」とか言われちゃったりするんだろうか、これ