右往左往する小物だからこそ

逆に人の意見を軽く見ていて、でも、振り回されるふりをしているだけなんだよね、僕は。
それでも、少しずつ変わって行っているんだけれども。

しかし、よほどエスカレートしない限り取るに足らない人間による取るに足らない非難ぐらい、適当に聞き流してしまっていいと思う。

http://d.hatena.ne.jp/shiroann/20080207/1202333426

これが、

「こういうことを書かれたらしばらく立ち直れそうにないな」っていうようなひどく、きついコメントが大量に羅列されていました。

http://d.hatena.ne.jp/shiroann/20080627/1214495914

こうなるのはまあ仕方がない。「よほどエスカレート」したと判断したんであれば、ぶれてもいない。
別に他のエントリを読んでいるわけじゃないけど、このエントリに対するブクマはちょっとアレかなあ。もっと酷いのは最初のエントリに書かれたコメントだけど。
人の言葉を重く受け止めない人たちが集う世界、それがはてブ！
なんて冗談で言っているように聞こえないのが今のはてブなんだろうけれども。
「はてなに絶望する」前に、そこに希望があったのかが気になります。僕ははてなは僕のメンタリティーにとって刺激的であるし、あまりネガティブなものを与えないことが多い。それが万民向けになることによって僕にとっての利便性が下がったら、それは哀しいだろうし、使わなくなるかもしれない。でも、元々そんなにサービス自体の一貫性には期待してなくて(失礼)、ただここにツールとしてある、ここで書き始めてしまった、ということが継続している理由です。ブクマなんて超見てるけど、ネガもポジも全部刺激的だよね。で、誠実な論者でもなんでもない僕は「やられた」って思ったら無視を決め込むことも出来る。やりすぎると書いている意味がなくなるような気もするけど。
軽い気持ちでほにゃららできるサービスから向けられる善意や悪意はあくまでも軽い気持ちに過ぎないと思っているのが自己防衛的には健全だと思う。
もし、世間の人の内心を全て聞くことができるエスパーになったとしたら。道行くたびに「あの人ちょっとキモくない？」「ちょっとカッコいいかも」「なんか臭い」「バカなこと言っているな」「知性的な会話だな」なんて浴びせられる。幸いそんな現実はないし、ネガティブな思考はそれほど口に出されないのが礼儀だったりする。本当に聞こえて来たら生きていることを辞めたくなるかも知れない。あるいは、全人類が「正しい」思考をし始めるかも。SFで良くあるところの個と集団が融合した高次生命体にはこんな悩みは無縁なのかも知れない。人間があくまで個であるが故の悩みである。
匿名同士は全人格で対峙しているわけじゃないから、その礼儀の部分はすっ飛ばされているし、実名に対しても、こちらが人格で受け止める必要がないときについつい辛辣な言葉を浴びせてしまったりする。実名で世間に対してモノを申す人はそういう反応を望んでいるんだと思って言い訳することはあるけど、全員が必ずしもそうではないよなあ。
いろんなものを全部受け止めるだけの度量がある人間では僕は全くなく、人の意見に右往左往しつつ、酒飲んで愚痴っているだけの人間なんだ。適当にいなし、適当に受け入れ、表面上譲っても内心「はいはいわろすわろす」で済ませている。そんなんだから、ネガティブに晒されても大したダメージは受けない。
もっと、真剣にならなければならない局面で、適当にならないでいられるかどうか。ネガコメなんて無視すりゃいいんだよｗｗって言っていられるうちは簡単なんだろうけど。