インフルエンザの画期的な予防接種について専門家の話を聞いてみた

といってもバイオ研究者の友人に「これどーなってんの」って聞いて見た程度なのでそんな認識でお願いします。

イギリスの医師が、どのインフルエンザでも効果的かつ、一度打つと半永久に持続するという予防接種を作り出すことに成功したそうです。(以下略)

ついに全てのインフルエンザに一生効果のある革命的な予防接種ができる:らばQ
  • とりあえずウイルスは細胞じゃない
  • ワクチンの基本的な仕組み ⇒ ウイルスの構造の一部を予め接種してT細胞に記憶されることで、次に同じ構造が来たときに速やかにかつ強力に免疫反応を喚起する(らばQのT細胞が攻撃、のくだりは今回のワクチンに限らない共通の仕組み
  • 今までのワクチン ⇒ ウイルス外殻の一部のタンパク質をワクチンとして利用 ⇒ しかし外殻のタンパク質はウイルスごとに個別なので共有できないし、変異もしやすい
  • 新しいワクチン ⇒ ウイルスの内部にあるタンパク質をワクチンとして利用 ⇒ 内部のタンパク質は比較的変異しづらく、かつ別のウイルスと共通である部分も多い(増殖のための転写機構なんかが大体一緒なので
  • なので、超画期的ってほどでもないし、一生効果があるか、というとどこまで共通の因子を持っているか、に依存するからそうとは言えない

とのことでした。ふむふむ。
毎年いろんな種類のインフルエンザが予想されて、それにあわせて予防接種を行うことになりますが、因子が共通のインフルエンザなら新方式のワクチン一発で当分大丈夫、ということは言えそうです。でもこれが一般的になっちゃうとウイルスも生き残りの為に中の人が頻繁に変異を繰り返すようになっちゃったりして。