「原因は医師の怠慢」と思わせたマスコミの責任

時事問題について適当に記事を書き飛ばしている僕のようなブロガーはもちろん常に正しいことを述べているわけでもありませんし、既存のマスコミに取って代わろうとしているわけでもありません。だから大きな口を叩く資格があるわけではありません。それでも界隈の議論を見ていると、単純にマスコミの報道を真実と捉えることはできないなあ、とは思うわけです。
だから…

未だに「医師の怠慢」と思ってる人間が多数

http://punigo.jugem.jp/?eid=486

ここに紹介されている記事の数々を見て暗澹たる思いになるばかりです。最後に書かれたFAQで言及されていることは、ここ最近の医療問題についての大きなトピックであり、このような事例の積み上げが現在の事態を招いた原因の一端であるわけですけれども、その事例(判決)に対する報道は医療側の問題を問う、遺族に同情的なものが多くあったことが事態をさらに悪化させています。
「医師は人を救おうという気持ちを忘れてしまったのか」「俺が救ってやろうと考える医師はいないのか」なんてことを言う人もいます。医師が暇で鼻ほじってるくらいしかすることがない人ばっかりと思っているんでしょうかね。
人気のラーメン屋みたいに狭い店内の外に長大な行列が出来ていて、中で常連が居座って店主が苦虫を噛み潰したような顔をしているような病院ばかりになればみんな事態を認識するんでしょうかねえ。