医師不足の責任は医師にある…のか?

知事会議で首相は「これだけ医師不足が激しくなれば責任は医師側にあるのではないか」とも指摘。医師不足の原因として医師の資質を問題視した発言に、医師の団体が反発している。
首相はこのほか知事会議で「急患が多いところはみんな医師が引く。そういう診療科だけは診療報酬を引き上げればいい」とも強調。首相は記者団に「医者は友達にもいっぱいいるが、おれたちと波長が合わないのが多い」とも説明した。

http://www.47news.jp/CN/200811/CN2008111901000876.html

「これだけ医師不足が激しくなれば」というのはなんだか程度によって責任の所在が変わってくるみたいな言い方だけど、程度の問題が責任に結びつくなら「これだけ景気が悪いなら責任は政府に」とかも言えるわけだなあ。ここでいう責任がなんのことかさっぱりわからないのではあるのだけれども。激務で辞めちゃった人に医師不足の責任があるかというとなんかの義務を放棄したわけでもないし、今頑張っている人に責任があるわけでも無し。はてさて。
しかも「急患が多いところ」とか言っている時点でこの今ホットな話題を全然お勉強していないのか、責任逃れなお役人のいうことを鵜呑みにしちゃうような無能なのかどっちなんだろうと思ってしまいます。
波長が合わないのもどっちに原因があるか、良く考えてみた方が良いんじゃないかなあ。