罵倒と罵倒芸

は、違うらしい。どう違うのかな。
罵倒は言葉の選択において文脈を持たない、という感じかなあ。たとえば、まったくロジカルでないことに対して「頭が悪い」というのと、自分の意見に与さないことを「頭が悪い」というのは大違いだし。
もっとも、後者の場合、自分の意見が理解されないことをもって相手が非ロジカルであることと認定している可能性はある。そういう場合も、議論の外側から見て、言うほどロジックにかけているわけではない場合は「無駄に罵倒しているなあ」と思うことはある。
意見の対立でののしりあうことはリアルでもよくあること。「こんなこともわからないなんてお前はバカか」とか。でもまあそういうことがあったからと言って、飲み会のたびに「あいつはバカだ」と違う人に言いまくっていたらうざい人だろうなあ。「あいつ」が「社長」で他の会社の人に聞かれてて後で問題になったりして。
まあ、なんというか。観客というのは無責任なものだから、観客向けのアピールとして罵倒を行うというのはそれなりにリスキーな行為なんだ。