終わらない物語

栗本薫さんがお亡くなりになったそうで…
長大なグインサーガはついに完結しませんでした。僕は読んでなかったからある意味幸いですが、本人も無念なことでしょう。
作者の死により完結しない物語ってのは結構ありますよね。個人的には隆慶一郎が痛恨なのですが、生涯現役を貫けば貫くほど未完の作品が出来る可能性が高まります。並行で書かなければそういう事態も少ないのでしょうけれども。
一方で、かつて書いていたシリーズものを放置し全然書かない作家もおりますね。某みなごろしの人とか。死ぬ前に終わらせろよ、という思いはすでに通り越して、すでに読者じゃなくなっている人も多かろう…こういうのはある意味で読者に対する裏切りであるのでしょうか。まあ書きたくないものは書けないよな。でも終わらせてこその作品なんじゃないかな、とは思います。